このブログでは片山洋次郎氏の提唱する身体間の共鳴を利用した愉気法についてと、私がそこから得た知見に基づいて野口整体を気的に再検証することをテーマにしています。

​(身体間の共鳴を利用した整体ブログ)

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春の空気2

去年東京から仙台に居を移して、初めて仙台の冬と春を経験しました。 東京都比べると気温は2~5度程度低く、3月の下旬になってもまだ10度以下の日がかなりあり、なかなか春らしい日が来ない、というのが実感です。 それとこちらは冬の間中風が強く、看板が何度か倒れてしまいなかなか気をつかいます。 それでも昨日などは気温も17度まで上がり春らしい日でした。 以前の記事で春の空気についての実感を書きました。それからひと月たち、身体の内から表面に発散する気の流れはさらに強くなりました。身体からの気の発散がスムーズになると、身体の表面からの間合いがどんどん遠ざかり、遠い距離に焦点を合わせた方が気の流れが強くなります。かつ気の流れは意識に追随しやすくなる傾向があり、ちょっと意識の焦点を動かしただけで、気が動く感覚が強く感じられるようになるのです。 誰でも春になれば、身体が軽くなり、身を寒さから守らず、風にあたっても縮こまらず、からだを周りの空気に任せることができるようになります。 整体における気の反応を言葉で説明する時はいまだに困ることが多いのですが、この春の身体の感覚=さわやかな風にあたる感覚が一番近いのではないか、と思います。 「整体」において一年に一度だけ施術をするなら「春」と言われるのも、この気の流動性と意識への追随性が亢まる性質を利用したいがため、という要因もあるのではないかと思います。 前回も書きましたが、3/20~4/5日くらいは前頭部がゆるむことによって下腹部の気が動き出す時季で、特に右こめかみのこわばりを解消するチャンスです。骨盤の動く時季であると「整体」では言われているのですが

春分から清明までの身体

24節気の区分は春分を起点にして1年を24等分に区切ったものです。 西洋占星術の区分も同じく春分を起点としています。それを12等分したものが12星座の考え方で、青丸は12点書かれており占星術の区分に合わせています。その中間に点を取れば24節気の区分となるわけです。 春分から清明まではオレンジ色に示した頭頂あたりから目のあたりが敏感になります。ちょうど前頭骨と蝶形骨にほぼ一致します。直接触って気の流れを良くする方法を前回の春分のからだの説明で書きましたが、この時期は特に身体の表面を内から外に発散する勢いが強くなります。身体の表面を流れる気の流れが強い時は、身体を直接触るよりも身体外側の空間を意識した方が気の流れを感じやすい場合が多いのです。 ちょうどオレンジ色で示した頭頂部から目の高さ辺り全体を意識してみてください。最初に意識した空間よりもより身体側に近づけて意識したり遠ざけて意識して見たりしてください。人によって気の流れが促される焦点距離は違います。 色々試すうちに、目がすーっと涼しくなるポイント、高速の瞬きが筋肉の反射で起こるポイント、こめかみなどに疼く感じが起こるポイントなどが見つかるかもしれません。 すーっと涼しくなる時はスムーズに気が発散している証拠です。そのままその感覚を感じていれば、どんどん気の流れが強まっていきます。 まばたきや疼きなどは気が詰まりながら発散している時に起こります。筋肉の収縮が反応として起こっている時は、気の流れは起こっているが、どこかで気の流れが引っ掛かっている、ということです。この時もそのままその感覚を感じていれば、だんだん流れが良くなりつまり

整体的季節のスタート(春分)

「整体」の世界での季節の始まりとされる立春(2/4あたり)から季節の身体についての私の考え方を書いてきました。 以前にも述べたように、立春は春分と冬至のちょうど中間に位置し、「春」の要素がここから割り込んでくる「始まり」、という意味で整体界では季節のスタートと言われています。 しかし身体の反応の位置を基準としてみると、春分点において、頭頂(頭部第三)~頭部第二が敏感になります。これは身体の中で一番高いところに位置し、ここから秋分の日にかけて下に向かって前側を降りる気が優勢になる、ということから考えて私はここを季節のスタートとしています。 さて、春分の日(3/20)の前まで、身体の背中側を下から上に上がる気の流れが優勢でした。春分の日を境に今度は身体の前側を上から下に降りる気の流れが先導するようになります。 特に前頭部と頭頂骨の境目が拡がり弛み切ることにより、頭から体表に発散する気が最大化するのです。左右にある+印の部分が野口整体で言う頭部第二で一番反応するポイントです。頭部第二をさわり、気の流れが強くなってくると頭全体から気が発散して、さらに身体表面前側を下に流れる気が強くなります。反応としてはすーっと涼しい風が当たっている感覚です。この時頭部第三に詰まりが残っていると、筋肉が反射してしかめっ面に自然になります。これも気の反応の一つです。この反応が出たら頭部第三(中央部の+印)も同時に触ってあげると、気の詰まりが取れてしかめっ面もおさまり、さらに気の流れがスムーズに発散するようになります。頭から降りた気が恥骨あたりまで届くと自然に恥骨近辺に力が集まり、吸う息が強く促されるように

整体で見る季節の身体3/19

少し遅れましたが3/15日あたりに敏感なラインが左親指の人差し指寄りに反応が移りました。背中でいうと左の一側にあたります。 そして3/18にはもう左親指の一番内寄りに移動。背中では棘突起真上左寄りに反応が移動しています。 野口整体でいう頭部第三が敏感になり、頭部全体から気が発散する勢いが一年で一番強くなります。頭部第三は会陰と合わせて体の中心を流れる気の出入り口とされています。気の体感としては頭部第三からうまく気が発散すると、頭の表面全体が涼しくなり、それに伴い体表全部にシップを張ったように涼しい風に包まれるように感じられます。 しかし頭頂から会陰の間のどこで詰まりがあっても、頭頂から気が発散せずに強くこもってしまいます。今一番敏感に反応する椎骨がその人が本来持つウィークポイントです。 ある程度練習しなければ、気の反応を即座に感じることは難しいのですが、画像のポイントが今の敏感に反応するポイントです。 +印の場所は 親指の爪の際 親指第一関節の筋の際 親指第二関節の筋の際 です。 少しやりにくいのですが以前の記事でのさわり方でもよいです。 このポイントを画像のように触ることで頭頂(百会)から会陰のラインの気の流れが強くなります。この手の形を作ったまま、身体の正中線を上から下に、頭頂~顔~首~胸~お腹~生殖器まで軽く触れながら、身体の内側に起こる反応を感じてください。この手の形を作った状態自体が身体中心の流れを感じやすくしてくれます。 身体の内側に疼く感じや、詰まった感じを感じるところがあれば、そこが自身の持つ一番のウィークポイントです。このポイントを見つけたら、手の形はそのまま

整体で見る季節の身体3/12

昨日3/12日に左人差し指平側の親指よりに敏感な反応ラインが移動しました。人差し指ラインは野口整体で言うところの2側と同じです。 縦ラインの主要なポイントは画像の頭頂骨左2側と前頭骨左4側です。 右頭頂骨と左頭頂骨の弾力差を比べみてください。右はもうゆるんでふにゃっとしている人がほとんどで、左はまだ硬い人が多いはずです。 左頭頂骨の画像の指あたりが一番硬くなりやすいポイントで、これと連動して動く平行ラインが左前頭骨の指あたり、おでこの外寄りです。後頭骨の硬いポイントを触った状態でおでこを触ると過敏に反応するポイントが浮き出てくるのでわかります。だいたい頭を平行輪切りにして直角の位置が目安です。 メインのポイントは前回に紹介したこの場所と骨盤底部がメインなのですが、症状としては左首、左腰の2側に感じやすいです。というのは頭蓋骨、骨盤共に前後の動きが調整されて、首、腰部で引っ掛かるからです。骨盤でいうと、後屈していた腸骨が骨盤底部の動きが良くなることにより吸気が大きくなり、それに伴い腸骨の上側が締まる動きが促され、今まて硬かった腸骨上側と腰を繋ぐ筋肉が動き出すのです。

花粉症セルフ整体(くしゃみと鼻水)

仙台でも花粉症の飛散量が多くなり花粉症の症状も本格的になってきました。 前回は花粉症の兆しの弱い反応時のセルフケアをご紹介しましたが、今回は本格的にくしゃみ、鼻水が出る場合のセルフ整体をご紹介します。 くしゃみ、鼻水が強く出ている時は必ず下図の赤い鼻骨部分が過敏になり、かつ下がっています。なぜ下がっているのがわかるかというと、下から上に向かって鼻骨を触ると抵抗感が強く感じられ、上から下に触った時には反応しないからです。今まで何度もご説明した通り、ここでいう反応とは、手で触った触覚ではありません。触った時に全身で起こる体の内側の反応です。私の整体技術の基礎である片山洋次郎氏の愉気法では、身体の内側の感覚をモニターすることにより、気の流れ、体の勢いを感じ取ります。この体調を感じる感覚をシュタイナーは「生命感覚」と呼びました。花粉症で鼻がヒリヒリするのも緊張してどきどきするのも肩が凝り重いのも全て生命感覚の一つの形です。誰でもこの感覚を日常的に感じていますが、意識の焦点の合わせ方をちょっと変えることで、流れを促進させたり、痛みから快へ変化させることもできる、ということを知らないだけです。当ブログの過去記事やホームページに詳しく解説していますので是非、参考にしてください。 過去記事では直接手で触れずに意識の当て方で気の流れを変化させる手法を主に紹介しましたが、今回は特に鼻に強く症状が出た場合に、直接手でポイントを触ることによって変化を促す方法を紹介します。 赤部分の鼻骨を左右両側から挟むように触り、下から上に軽く持ち上げながら動かします。一番鼻が過敏に感じる場所、上に持ち上げたときに一

春分まで、からだの総決算の時季

3/4日くらいから右から左に過敏ラインが移り、季節の始まりの春分3/20までは最後の左優位であり、期末決算と同じく体も総まとめ、ともいえる季節です。 身体は中心を起点としてシーソーのように連動することを何度が当ブログで書いてきました。シーソーと同じように中心から離れたところに位置するほど、同じ力が加わっても大きく全体のバランスに影響を与えます。 そして今は図で示したように体の中心10から春分点1にもうすぐ届く赤の位置に敏感な反応点が来ています。つまり一番真ん中から離れた場所にあるのです。 10を中心としてこのラムダ縫合の上の季節のポイントと左坐骨・股関節(7のそばの赤部分)が直接連動して動きます。 中心から一番遠いところ同士がバランスを取りあうと、その間のすべてのラインのアンバランスも浮き彫りになり、表に現れます。そのような意味で片山洋次郎氏も3月はもっとも「にぎやか」に身体が反応する、敏感な「排泄期」と位置付けています。左半身は特に様々な症状が現れやすい時期である、と言えます。 片山氏の著作でよく述べられている左骨盤底の硬さを解消する一番のチャンスでもあります。左骨盤底、股関節は体の中でも一番ゆるみにくい場所です。左半身の影響が全部ここに集まるとも言えます。この部分は7~8(秋分直後)が直接の反応時期です。今は後頭部左と足裏12"からアプローチすることによりゆるめることができます。12-12"は7を中心点としてみた時に等距離にある呼応しあうポイントです。 左股関節に異常がある人は左足裏に必ず異常が出ます。 今日だと左足裏人差し指の中指側と左足甲側の薬指の中指側に敏感なポイント

季節のからだ・1サイクル

3/7日、前回の変化からまた変動して人差し指の中指側に敏感なポイントが移りました。 ここのところご紹介しているポイントの移動は、指を基準にした一番細かい区割りです。 一度この季節の1サイクルの変化のまとめをこちらでご説明します。 この1サイクルは春分(3/20頃)を起点として12分割したもので、西洋占星術の区割りと全く同じです。 1サイクルはほぼ30日で半分の16日目で右から左へと敏感なポイントが移ります。 半分の15日間をさらに5分割して3日ずつ、図のように1中指内・2人差し指外・3人差し指内・4親指外・5親指内という風に動いていきます。 5親指内まで来ると次に左右は反転して同じように1~5へと移動します。 特に5親指内に反応点があるときには、強い痛みとして現れる場合が多いのですが、身体が大きく変化するチャンスでもあります。というのは、左右に力が逃げることなく中央に集まると、気の流れはその人の持つ最大値を発揮するのです。筋肉の動きで説明すると、息を吸った時に均等に吸気を促す筋肉が伸縮し、深く息が入るということです。ただ、身体=気の勢いが通常より強くなるために熱、風邪、痛みという症状として現れる場合もあるのです。 もともと持っている歪みが強い人の場合、季節の変化にあまり関係なく同じパターンで反応が出ます。しかし自身の持っている歪みのパターンと同じ季節のパターンに一致した時には、強く症状として現れます。 うまくこの季節の変化を自身の癖を開放するきっかけとして利用する、というのが野口整体や片山洋次郎氏、もちろん私の基本姿勢でもあります。 占星術にはサビアンシンボルという各星座をさら

整体でみる季節の身体3/3~4日

昨日から今日にかけて右側にあった敏感なラインが左へ移動しました。 詳しく言うと昨日は左手のひら側(体幹では背中側)の人差し指と中指の間の中指側に、今日はもう人差し指と中指の間の人差し指側へと移動しています。 2/19日から始まった右が主導して後頭部がゆるむ反応は、今度は左が主導で右が従にチェンジしたということです。 2/19日の時には後頭部の下が反応の起点でしたが、今は頭頂部側に向かって一番のポイントになる部分が移っています。耳の上ラインよりも上あたり、左後頭部ラムダ縫合付近です。このあたりが急に神経痛になったクライアントの方も一人いらっしゃいました。 ご本人の触った感覚としてはラムダ縫合部の段差で左側の後頭部が出っ張っている、とおっしゃっていましたが、気の反応でみると、段差そのものに反応はなく、ラムダ縫合より上に力がなくへこんでいるのが問題でした。画像の青い部分が凹んでいる「反応」がする場所で特に3のラインに反応が強く出ていました。整体においては肉体の物理的な状態ではなく、中で動く勢いをとらえることが重要です。 力がない凹んだ感覚の場所が、まさに今季節の活発化するポイントにあたり神経痛という形に現れたのだと考えられます。 この3の数字の場所と平行ラインにあたる目の上の前頭骨も対応して動くので、頭痛としても出る可能性が高くなります。 骨盤との対応でいえば左の骨盤底部です。胸の真ん中から等距離のところはシーソーのように連動するのです。詳しくは過去記事を参照してください。 この季節の動きを肯定的に活用するならば、神経痛を引き起こす気の流れを利用して左後頭部上~左前頭部の動きの悪さを

整体で見る季節の身体3/1日

2/24日の変化からまだ大きく右から左へのポイントチェンジは起こっていませんが、細かく見ると右親指の人差し指側からさらに右親指の内寄りへと移動しているようです。 体幹との対応で見ると体の一番中心寄りに敏感なラインが移ったということです。 右後頭部、頭部第四の内側の敏感さが取れて、さらに上の頭部第5あたりに敏感なポイントが移動しているのが季節に順応した良い状態です。 しかしもともと右後頭部下(首と後頭部のつなぎ目辺り)と頭部第四が盛り上がっているような人は、春の間中、この部分の緊張がゆるみきらず、花粉症が続く傾向があります。 同時に頸椎7番も右に捻じれ(右から押した方が抵抗があるのでわかる)、喉で炎症を起こしやすくなります。さらに下の胸椎5番まで硬くなると風邪を引きやすくなるので、コロナ対策としてもおすすめです。 コロナ対策と言っても、整体は体を敏感にして症状の経過をスムーズにする、ということが主眼になります。ウィルスのキャリアにならないわけではありません。風邪になっても一晩寝ればすっきりしている。もっと敏感になると喉、鼻に違和感が出ても、気の流れをコントロールするだけですぐに消えるようになります。花粉症の対策の記事にも書きましたが、「兆し」の時点で対処できることが大事です。 下を向いて一番出っ張る骨が頸椎7番です。右から押した方がひっかかったり、敏感になっている場合は、画像のように右親指内寄りの敏感なラインを触ります。 人差し指で親指の腹内側、中指で第一関節内側、薬指で第二関節内側、小指で親指のぷくっとしたところを触っています。 やりにくい場合は人差し指で親指の腹内側、中指で第