整体で見る季節の身体(小満5/21~)
仙台でも木々の緑が開ききり、杜の都らしくなってきました。 24節気の小満は「万物が次第に成長して、一定の大きさに達して来るころ」WIKI とあり、まさに今の仙台の状況とぴったり一致しているようです。 この木々の成長と時を同じくして呼吸器が活発に働きます。 シュタイナーの流れを汲むホルツアッペルは肺と木の関係について、「体と意識をつなぐ四つの臓器」の中でこう述べています。 「肺は、胸郭のなかに逆さまに埋め込まれた一本の木、その空洞の幹と根が気管と咽頭によって逆さまに表されている一本の木なのです。何百万もの小さな肺胞が、この体内の木の下方に拡がる葉冠を形成しています。しかし木が空気に包まれているのに対して、肺は空気で満たされています。木の葉が炭酸ガスを吸い込み酸素を吐き出しているのに対して、肺は、木が吐き出す酸素なしにはその呼吸機能を果たすことができませんし、木は、人間(や動物)から吐き出される炭酸ガスなしにはその物質性を構築することができません。」 呼吸器の動きが促されるこの季節、身体の場所としては肺のある、鎖骨の下の上胸部が敏感になります。このあ