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仙台で自律神経失調症でお悩みの方に

自律神経の乱れ・不眠症などの当院での施術

起立性低血圧でめまい・立ちくらみがある

自律神経失調症で精神安定剤・導眠剤を服用しているが、薬を減らしていきたい。

不定愁訴で様々な不調が重なっている

うつ・気分が重い

不安感が強い

パニック障害で電車やバスに乗れない

すぐにドキドキする

不眠症である

寝つきが悪い

​眠りが浅く何度も目が覚める

このような症状でお困りではありませんか。

自律神経の乱れ・うつ・不眠症などの問題も必ず体に現れています。各症状別の整体での原因の捉え方と施術方法を詳しくご紹介します。

​自律神経の乱れ・自律神経失調症

​自律神経の乱れによる症状としくみ

​自律神経の乱れにより様々な不調、症状が現れます。

症状として、身体面では

頭痛・動悸・息切れ・めまい・不眠・倦怠感・食欲低下・腹痛・下痢・便秘・肩こり

精神面では

気力の低下・集中力の低下・涙もろさ・怒りっぽさ・不安感

​などがあげられます。

 

自律神経は内外からの情報や刺激に対して、自動的に反応する神経で、呼吸、血液の循環、体温の調節、消化、排せつ、生殖、免疫などの機能を無意識のうちに調節しています。

この働きは、ホメオスタシス(生体恒常性)という機能によるもので、自律神経はこのホメオスタシスを維持する働きをしている、生命維持には欠かせない神経です。

自律神経を統括する中枢は、間脳の視床下部にあり、交感神経と副交感神経からなっています。交感神経は、活動する神経といわれ、身体の働きを活発にします。副交感神経は休む神経といわれ、身体を休めます。

交感神経と副交感神経の働きがバランスを保って、自律神経として体内の環境を整えているのですが、このバランスが乱れると、身体や心に様々な不調・症状が現れます。この状態を自律神経失調症といいます。

自律神経の要の蝶形骨
蝶形骨で自律神経を整える

自律神経失調症の整体での捉え方と施術

頭を緊張させることにより、身体の声を聴きとれなくなった状態が自律神経の機能不全を引き起こす根本です。

整体では自律神経の働きに関係が深い、視床下部のある水平面(眉間、目頭、こめかみ、後頭部)のラインの緊張、弛緩のバランスをまず観ます。

こめかみに露出している蝶形骨は頭蓋骨の要となる骨です。頭蓋骨にあるほとんどの骨がこの蝶形骨に連結しています。そして視床下部はこの蝶形骨の上、頭の中央付近に乗っかる位置にあり、視床下部の働きの異常が、蝶形骨と周りの骨とのバランスの崩れとして現れ、こめかみ部が重くなったり、目頭付近が緊張する、と整体では捉えています。

自己治癒的な自律神経の働きを、大脳新皮質の意識的な活動により生じた緊張が妨げている、とも言えるかもしれません。

これらの視床下部同一平面ラインの筋肉の緊張を取ると、こめかみや目頭といった体表部から発散する反応が起き、シップを張ったように涼しくなります。うまく体表面でのバランスが取れると、その平面ラインの中心部、視床下部あたりが反応をはじめ、頭の中心が弛む(施術者の感覚としては閉じていたものが開く)感覚が起こります。

この反応が起これば、交感神経の緊張から起こった、こめかみ、眉間部のこわばりが取れ、視床下部の働きは活性化され、交感神経優位の緊張した状態から、副交感神経優位のリラックスした状態になると整体では考えます。

 

またもう一つの方法としては、視床下部は直接触ることができませんが、MRIの輪切り画像のように意識の焦点さえ合わせることができれば、変化を直接促すことができます。

一時期インナーマッスルの開発が流行しましたが、普段日常では意識することのない深部の筋肉も、意識の焦点を合わせることができれば鍛えることができます。

このように誰でも意識しようと思えば、体表だけではなく体の中の方であっても焦点を合わせることができます。意識の焦点さえ合わせることができれば、からだの働きは活性化させることができるのです。

 

視床下部同一平面だけでなく、頸椎と頭蓋骨のつなぎ目辺りも呼吸中枢である延髄・橋など自律神経(迷走神経)の働きに関係の深い場所ですので合わせてバランスを取ります。

​またこの頸椎と後頭部の間が捻じれると脳に向かう頸動脈・静脈の血流にも悪影響を及ぼすので、大変重要なポイントです。

これらのポイントの緊張を取ることができれば、頭全体から発散して涼しい風が内から外に出ていく感覚があります。頭はエネルギーの発散の中心で、この気の発散に促されて、身体の外側全部からの発散が強くなり、それに伴い吐く息が深くなっていきます。

吐く息が深くなるということは、リラックスして副交感神経がうまく働いている証拠です。

​うつぶせの状態で施術すると半数以上の方がすぐに眠くなってきますが、これも副交感神経が優位に働いている時の主な反応です。

うまく体がゆるみきれば、自然にエネルギーの集中の要である骨盤が反応して、下腹部が温かくなってきます。骨盤には仙骨神経という副交感神経の中枢があり、頭の副交感神経の働きを高めたことで、呼応して骨盤の副交感神経も働きだすのです。そして筋肉も連動して反応し、骨盤底筋や仙腸関節辺りの筋肉に自然に力が入るように動き出し、吸う息が深くなります。​

​整体は吸う息と吐く息の調和を取ることが全てです.それは頭と骨盤が協調して働く状態に導くことで達成されます。それはとりもなおさず自律神経のバランスをとることと同じです。

深い呼吸の力で交感神経系の筋緊張を解消する

​自律神経の乱れによる症状は多岐にわたりますが、頭蓋骨と骨盤の協調した状態で起こる深い呼吸を利用すると、個々の臓器の働きに関係の深いポイントの緊張が浮き彫りになり表に現れてきます。深くなった呼吸に促されて、臓器の働きに関連の深い椎骨付近の筋肉が敏感に反応するようになるのです。

心臓なら胸椎4番、胃が胸椎6.7番、肝臓が胸椎9番、腎臓が胸椎10番などです。​

頭蓋骨と骨盤の働きを正常化して強くなった呼吸筋群の力で、頭蓋骨と骨盤の間の緊張は無理なく緩められ、筋肉は弾力を取り戻します。個々の症状を生み出していた交感神経系の緊張が解消され症状も改善に向かいます。

不眠症

​不眠症は主に4つの症状があります。

床についてもなかなか寝付けない入眠障害

眠りが浅く途中で何回も目が覚める中途覚醒

朝早く目が覚めてしまう早朝覚醒

ある程度眠れるがぐっすり眠った気がしない熟眠障害

です。ある程度眠れなくとも日中起きている時に不調がなければ問題はないとも言えますが、起きている時に、いつも眠たい、食欲がない、だるい、などという不具合があれば、自律神経が乱れた状態になっています。

自律神経の乱れの説明で詳しく述べましたが、不眠症の場合もまず、自律神経の中枢である視床下部ラインの緊張を取り、睡眠時に副交感神経優位のリラックスした状態に導くことが基本になります。その上で各症状別の身体の緊張しやすい部位のバランスを取っていきます。​

​寝つきが悪い不眠症

眠りに落ちるためには、まず首の筋肉がゆるむことが必要です。

頭脳労働や目の使い過ぎ、過度の集中作業によって首は硬くなります。

​眼が疲れた時、過度の集中時に、人によってこめかみ~首の横に緊張が出る場合と、目の奥~首の後ろに緊張が出る場合がありますが、どちらの場合も自律神経の要の視床下部や延髄辺りにある迷走神経の働きが乱れます。

寝つきが悪いというのは交感神経が興奮状態で、身体的にも腰椎の一番という骨が持ち上がり、骨盤も同時に体の興奮度を高めるために過度に引き締まった状態になっています。​

​この頭蓋骨~首・骨盤・腰椎1番の緊張をとってあげることでなかなか寝付けない不眠症は改善します。

​眠りが浅く途中で目が覚める

眠りが浅く途中で目が覚める人は、腰椎3番という骨が硬くなっています。

腰椎の3番は同じ姿勢を続ける時に微妙に揺れ動きバランスを取る要です。

ここが硬いと、寝ている間でさえ、腰や背中の筋肉がどんどん張ってきてしまいます。

また腰椎3番は腎臓の働きと連動していて、冷えが重なり椎骨が硬くなると尿が近くなり、夜に目が覚めて何回もトイレに行きがちになります。

​自律神経の要の頭蓋骨と骨盤の動きを良くするとともに、この腰椎に弾力をつければ、このタイプの不眠症は改善に向かいます。

​熟睡した気がしない、日中眠たくなる

深い眠りには呼吸の要である腰椎5番と仙椎の間の弾力をつけることが重要です。

呼吸は全身の筋肉が協調して動くことにより深くなります。そのなかでも腰椎5番と仙椎の間の前後の動きが一番重要です。この間が固まってしまうと、浅い呼吸になり、熟睡感がなくなります。またこの腰椎5番仙椎間が硬く骨盤が後屈している人は、座った時もいわゆる姿勢の悪い背中の丸まった座り方になりがちです。その姿勢を取ると腰椎の5番と仙椎の間の緊張が弛むので、夜中には眠りが浅く、昼間に眠くなってしまうのです。

​頭蓋骨~骨盤を緩め副交感神経優位の状態にするとともに、この症状の要の腰仙関節に弾力をつけてあげることにより症状が改善に向かいます。

深い睡眠は深い呼吸による究極のマッサージです。

深い睡眠をとることは、健康な体を取り戻す一番の薬です。

うつ病などの「心の病気」の場合でも、眠りが悪いと症状は悪くなりやすく、眠りが良くなると症状は好転しやすくなります。また、睡眠中は免疫活性が高まることが知られていますが、感染症の場合にも眠りは深く長くなり、症状の回復を助けます。

​人の呼吸は、全身の筋肉が協調して伸縮することにより成り立っています。肺自体に筋肉は無く、胸郭の内圧の変化で膨らんだり、縮んだりしているのです。その内圧の変化を引き起こすのは直接は横隔膜という筋肉ですが、間接的には全身の筋肉のスムーズな伸縮によっています。
起きている間は、呼吸するためだけではなく、活動するために筋肉は使われます。またびっくりすれば息をのみ、緊張すれば息をとめます。息を止めている時は横隔膜は収縮し、腹部の筋肉も同時に固まっているのです。このように起きている間は呼吸にとっては、様々な負担がかかっているのです。

その制約がない睡眠は、呼吸のためだけに筋肉は動きます。自律神経の働きが十全であれば、睡眠は深い呼吸に導かれる究極の筋肉へのマッサージです。

​整体においては、頭蓋骨と骨盤を調整することにより、この睡眠中の呼吸と同じ状態へと導きます。

うつ・気分が重い

うつ傾向が強い方の場合、ほとんどの場合前頭部が重くなり下に落ちています
目頭周りに集まる接合部への緊張と蝶形骨(こめかみ部分)の緊張も合わせて出ている場合がほとんどです。

うつ傾向が強い人は一般的に集中力があり、目的意識が強い。責任感が強い、物事をコントロールしようとする傾向が強いというもともと「デキル」ひとです。

何かに目的をもって集中する要は眉間、目頭付近です。何かに集中する時に自然に眉間にしわが寄り力が集まるのは誰でも感じられると思います。

何かに集中し~達成~発散してゆるむというサイクルが回っていれば良いのですが、うまくいかなくなっても骨盤に力がある人は体力押しで無理矢理頑張ってしまう(悩み続ける)こともできます。

うつ状態は、整体的には眉間、目頭付近の緊張がロックして取れない+動く力である骨盤が根を上げて力が入らなくなる(動けなくなる・やる気が出ない)、という状態です。

 

※脳科学においても前頭極という眉間付近の部位が「新しく提示された選択枝について、どちらを選んだ方がより相対的価値が高いかまた目的にかなうか探索している」ことが示唆されてます。

​要するにある課題についてどういう選択が正しいか悩む場所ということです。※

 

眉間、目頭付近はちょうど視床下部の高さ辺りにあり自律神経の働きと直接つながりがあります。ここが弛まないと体の自律的な調整機能が働かず、様々な不調が起こります。

 

この眉間~視床下部辺りの緊張を取ることができれば副交感神経もうまく働きだしリラックスできます。

眉間・視床下部辺りの緊張という意味では自律神経の乱れもうつも似た反応です。

今までの経験ではうつの方が前頭部が重く下に下がっている傾向が強く、自律神経の乱れの場合は眉間、こめかみあたりが過敏に変化する傾向があるようです。

 

「気」は意識と連動して働くので、頭の緊張に対する反応は特に強く現れます。

意識の焦点を合わせることができれば、視床下部のように直接触ることができない場所もゆるめることができるのです。

ご自身でできるなら頭の中心(視床下部)あたりに意識を合わせ、矢印を中心から外側に伸ばすようにイメージする、もしくはここがふわっとゆるんで開くようにイメージすると効果があります。頭全体が涼しくなってくればうまくいっています。

イメージを使う自分でする整体はこちらを参考にしてください。​


当院では、直接うつに対してメンタル的なケアをするわけではありませんが、頭部の緊張をゆるめ、下半身側(骨盤)に力が満ちる(行動力が出る)ようにバランスを整えることで体からアプローチしていきます。

​不安症・パニック症候群

胸、特に胸椎5番あたりに緊張が強い方、敏感な方は不安感を強く感じます。

胸椎5番は前側でいうと壇中というツボ(ヨーガでいうアナハタ・チャクラ)があります。このポイントは自他の関係性・境界線を感じる中心です。

生理的に言えば、身体の免疫機能と密接なつながりがあり、ここが硬直すると自己免疫疾患(子宮内膜症、円形脱毛症、リウマチ、膠原病、慢性疲労症候群)など、「免疫の暴走」ともいえるさまざまな症状を起こしやすくなります。

心理的に言えば、ここが敏感な人は他人の緊張・不安・体調の悪さなどにも直に反応して、同様な状態になってしまいやすい傾向があります。いわゆる人の気を受ける、という人です。

ここが緊張して、さらに下腹部(丹田)に力がない状態だと鳩尾部分が硬くなります。鳩尾はストレスに敏感に反応し、すぐに硬くなりがちです。いわゆるストレスで胃が痛くなる、という状態です。

鳩尾が硬い状態というのは横隔膜も緊張して弛まない状態です。横隔膜は吸う息で収縮し、吐く息で弛みます。横隔膜が吐く息で弛まない状態だと吐ききれずすぐに息を吸うことになり、下腹部が動かないのでいわゆる胸式呼吸になります。胸式呼吸を1分くらい連続でやってみるとわかるのですが、すぐに落ち着かない、脚がそわそわする感じになります。

​上半身が緊張して意識が前のめりになるのに、お腹に力が入らず腰が引けた状態が不安を助長します。

胸と合わせて頭も緊張している場合がほとんどで、頭からと胸の緊張を発散させると、自然に下腹部に力が満ちてくるようになり、自然に腹式呼吸ができるようになればバランスが整った証拠です。

 

後は自分の体の状態に敏感な方で、実際に触っても全体的に過敏に反応する人も不安症の方が多いです。過敏に反応するということはバランスを取りやすいのですが、崩れやすくもあります。

​整体でバランスを整えながら、自分の体を意識する間合いを取る方法を覚えていことをお勧めします。

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