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​仙台で腰痛でお悩みの方に

​腰痛・坐骨神経痛などの原因と施術法

腰がいつも重たく感じる

同じ姿勢でいると腰が痛くなる

立ち上がる時に腰が痛む

​脚が上がらず、つまずきやすい

腰が痛くて靴下が履けない

朝起きた時に、腰が固まっている、起き掛けに調子が悪く動き出すと

ぎっくり腰で寝返りがうてないくらい痛い

​ぎっくり腰がくせになっている

坐骨神経痛で脚まで痺れが出る

階段の昇り降りで膝が痛い

痛めた膝がいつまでも治らない

頻繁にこむら返りになる

​足裏・かかとが歩くと痛い

マッサージや電気をかけてもすぐに元に戻ってしまう

 

このような足腰のお悩みでお困りではないでしょうか。

​腰・下半身の要になるのは骨盤の状態です。骨盤の歪みを中心に整体でのからだの捉え方と当整体院での腰痛・坐骨神経痛などの施術法をご紹介します。

​骨盤が後屈している場合の腰痛の特徴

骨盤の後屈が下半身の様々な症状の原因です

骨盤が後屈していると、立位で体を支えるために常時骨盤上部の筋肉を緊張させなければならなくなります。骨盤周りの筋肉が固まっている状態なので、すぐに疲れやすく腰が張り腰痛を感じやすい。本来は呼吸した時に骨盤周辺の筋肉は滑らかに伸縮しなければならないのですが、筋肉がこれ以上動かない状態なので呼吸が浅くなってしまい、全身、特に腰から下の脚部への血の巡りも悪くなります。

骨盤が後屈している人は重心も踵よりになり脚の後ろ側の筋肉(ふくらはぎとハムストリングス)も硬くなりがちです。

うつ伏せになってリラックスしても腰がパンパンの人はほとんどこの骨盤が後屈した状態になっています。

骨盤が後屈すると腰が痛い、だけではなく様々な症状を引き起こします。

坐骨神経痛、股関節痛、踵の痛み、冷えなど全て骨盤の後屈が最大の原因です。

また骨盤が後屈すると仙骨神経(副交感神経系)が過敏になり頻尿・膀胱炎などになりやすくなります。

当院の整体の基本はどのようなところに問題があっても一つの法則に従って施術していきます。

それは身体で一番力緊張して負荷がかかっているところがあれば、その体の勢いを逆に活用して、一番力が抜けている所に力が向かうように手助けする、ということです。

骨盤が後屈しているということは体の表裏で力のアンバランスがあります。つまり背中側で身体が頑張って体を支えるために過緊張しているということは、お腹側に必ず力が抜けている谷の部分がある、ということです。正確に緊張の頂点と力の抜けた谷の部分を両方触ってあげると、強くもみほぐしたりしなくても自然に体は力が中和するようにバランスを取り戻します。言葉で説明してもわかりにくいのですが、身体に不調のある方は一度是非実際に経験していただきたいです。

腰痛での施術方法の詳細例

まず骨盤の一番緊張の強い場所を触ります。骨盤が後屈している場合は腰椎5番と仙椎の間が硬くなります。全ての人は左右差が必ずあるので緊張の頂点は左右どちらかにズレたところにあります。緊張した場所は触ると手が跳ね返されるのですぐにわかります。触ると即施術者自身の身体が共鳴して反応が始まります。緊張した過剰に力のかかっている筋肉は弛み始めると、表面が涼しくなってきます。風がお尻にあたっているのかな、と勘違いされる方もいますが、筋肉がゆるみ始めた時に起こる気の反応です。骨盤がゆるむと、脚も一緒に反応が始まるので脚から下も涼しくなります。

副交感神経優位のリラックス状態に導く

当院の整体ではまずはじめに体からの気の発散を促します。気の発散は吐く息を促します。吐く息は体をリラックスさせ、副交感神経の働きを強くします。まず副交感神経優位の状態を作るのは、受け手の方の覚醒時優位である交感神経を鎮め、受け手の方自身が持っている体の勢いが自由に動くのを促すためです。どうしても覚醒時は自分を意識でコントロールしようとします。このロックを外せば、睡眠時のように体自身の持っている自己治癒力は最大限に発揮されるのです。

ここでは骨盤のバランスを取る過程を描いていますが、実際の施術ではまず頭の緊張を弛めることからは着手します。

頭は身体の発散の要で、頭の中心辺りの視床下部には自律神経の中枢があり、まず頭を弛めることで発散優位・副交感神経優位の状態を促しているのです。

 

先に記述した気の反応の過程は受け手と施術者両方に同時に起こるのですが、受け手の方は感じない場合もあります。

おそらく受け手の方の反応が始まり、副交感神経優位の状態になった時、眠りの状態の意識に近くなるので、そこで起こっている過程を意識できないのではないか、と思います。

実際眠ってしまう、という人も半数くらいいます。

骨盤の左右前後上下のアンバランスを整える

ある程度発散(ゆるむ)過程が進むと自然に集中する力が働き始め、吸う息で仙腸関節周りの筋肉が締まる動きが起こります。例えば腰椎5番仙椎の間の右側に緊張の頂点があるとします。そこが動きの起点となり、平行に輪切りにした同一平面上に、集中する(呼吸を深くする)動きを妨げる力が抜けた所があらわれます。それは左の大殿筋の一番外側か右の腹側の腸骨筋の一番外側、もしくはへそ下の少し左寄りです。力のアンバランスには幾何学的な法則性があるので必ずこの場所にポイントが現れます。(ブログに詳しい説明がありますので興味がある方はどうぞ)この緊張の頂点と、力が抜けた頂点を同時に触ります。するとこの平面状でのバランスが取れ吸気時の筋肉の振幅が大きくなります。すると後屈していた骨盤はこの動きの勢いで正常な位置に自然と戻ろうとします。骨盤が後屈している人は骨盤の底部の力のかかるポイントが本来より後ろにずれています。健康な状態の人は骨盤底部の力のかかるポイントは、生殖器と肛門の間の会陰というところなのですが、もっと後ろの肛門~尾てい骨あたりにずれて硬くなっているのです。

先のバランスの取れた腰仙関節ラインの筋肉の動きに促され、尾てい骨ラインの硬い部分が動こうとして活発化します。その部分を触ってあげるとそこから気の発散が始まります。発散過程が進み、この部分が弛んでくると、この同一平面状の陰(-)部分である股関節右前の外側もしくは左後ろ外側に力が入るようになっていき、バランスを取り戻し吸気時の筋肉の動きが最大化します。

このようにして連動する二つの同一平面状の左右差のバランスを取ることにより、左右と前後と上下のバランスをすべて整えることができ、後屈していた骨盤は正常な状態に導かれるのです。

骨盤が前屈し過ぎている場合の腰痛

少し試してみてください。極端につま先側に荷重をかけて立ちます。膝を曲げず背中もまっすぐな状態を保ちさらにつま先側に体重をかけてください。

そうすると膝から上の筋肉(大腿直筋)がパンパンに張り、背中を反らし上腹部に力を入れるしか姿勢を保つ方法がありません。女性はヒールを履く機会が多いので、うまくバランスを取らないとこれと全く同じ体勢になってしまいます。

いわゆる腰の反らし過ぎの体勢で、常に前につんのめったような体勢です。

このような姿勢の人は意識も前のめりになって不安感が強くなります。

腰と仙骨の間が前屈して固定している状態というのは、息を吸った状態の体勢で体が固まってしまっている、ということです。

息を吐けない、というのはいつも何かに備えて身構えしている状態です。

これでは体は休まらず、疲労をためてしまいます。

また膝も伸び切った状態のこの体勢では、立っている時に常に筋肉が緊張している状態になり、本来揺れながら柔軟に体のバランスを取っている腰椎3番の硬直が重なると、すぐに疲れやすくなってしまいます。膝に繋がる大腿直筋が硬くなり膝の真ん中にも負担がかかりやすくなります。

また腰椎5番と仙椎の間が固まり、特に前かがみになった時に痛みを感じる腰痛になります。腰が痛くて靴下が履けないという時も腰椎5番の硬くなった典型的な症状です。腰椎5番と仙椎の間が狭くなり、第5腰神経が圧迫され、典型的な坐骨神経痛の症状が現れます。痛みの出るのは腰仙関節近辺から、坐骨神経の走るラインに痛みが走ります。

腰椎5番付近のこわばりを緩めていくと、膀胱付近に気が流れます。反応としては膀胱付近がひんやりしたり、逆に温かくなったりします。膀胱の動きが活発になり、尿意を感じる方もいます。さらに気の流れが強まると、膀胱から下に内股が涼しくなる反応が出ます。ここまで反応が進めば、腰の痛みは改善に向かいます。

ここで紹介した腰椎5番を中心とした腰の痛みの改善の過程を逆回しで考えると、

内またの気の流れが悪くなる→膀胱の働きが悪くなる→腰椎5番が硬くなる、ということですので、

腰椎5番型の腰痛になりやすい方は、普段から内股を伸ばすストレッチをここがけることをお勧めします。

腰椎5番が緩んでくると、力のかかるポイントが上に移動して腰椎1番になればバランスがとれるのですが、腰が捻じれていると膝と腰椎の3番で引っかかってしまい、症状が元に戻りやすくなってしまいます。そのため膝と腰椎3番の弾力を同時に取り戻さなければバランスを取り戻せません。整体でバランスを取れば、痛みは改善していきますが、同時に普段から膝を突っ張らない立ち方を意識してもらうように指導していきます。

骨盤に左右差が大きい場合の腰痛

どのような部位であれ、痛みのほとんどは身体の左右差が大きい場合に引き起こされます。

痛みの強い腰痛の大部分は、仙骨と腸骨を繋ぐ仙腸関節部周辺の筋肉の左右差にあります。

例えば右の仙腸関節側の筋肉の方が強い場合、息を吸った時に右の骨盤が前に出て左の骨盤が後ろに行きます。この場合右の仙腸関節辺りか左の腸骨の外側に違和感を感じます。左腸骨外は力が抜けている場所です。そして腹側の左へそ下(筋肉でいうと左の大腰筋)付近の力も抜け、右の腸骨筋(腸骨の腹側に付着している筋肉)の力は入りすぎた状態になっています。(陰陽のバランスの法則はこちらのブログを参考にしてください。)

左へそ下ラインからつながって、左の膝の内側も力が抜けている状態です。問題としては左の力の抜けた状態にあるのですが、右の骨盤が前に傾き、つま先側に荷重がかかるので右ひざを痛める場合もあります。

上記の例では過剰に力のかかっている右の仙腸関節部分と左の大殿筋外側が陰陽(+-)の対になっているので、この両方の筋肉の最大の山(+)と谷(-)を正確に捉えてあげると緊張している筋肉は弛み、力のない筋肉に自然に力が集まっていきます。

この骨盤部分の陰陽のバランスが取れると、他の同じパターンのバランスの崩れている部分が逆に浮き彫りになってきますので、同様なやり方でバランスを取っていきます。

「骨盤だけ」矯正して、他の頭部、脚部などのバランスを取らなければ、多くの場合残ったアンバランスな部分が原因で元のように歪みが戻ってしまいます。

当院の「身体の共鳴を利用した愉気法」では、正確に体の様々な部位の繋がりを施術者自身の身体でモニターするので身体全体のバランスをしっかり取ることができます。

長い間同じ姿勢でいると腰が痛くなる

ずっと座っている、朝起きた時に腰が固まっている、朝起きがけが一番つらいタイプの腰痛の人は腰椎3番が硬直している人です。​

​腰椎3番の動きが悪い場合、腎臓の働きも悪くなるため脚もむくみやすく、冷え性の傾向が強く出る人と、冷えないが熱が内に籠り、汗をかきにくく、暑がりの場合があります。

​腰椎3番は5つある腰椎の真ん中にある椎骨で、膝と共に姿勢を維持する時に揺れながらバランスを取る要になるところです。腰椎3番の高さにあるへそ辺りが張り、脇腹の筋肉が弛緩している特徴があります。へその右側により張りがある場合は左の脇腹が抜け、へその左により張りが強い場合は右の脇腹がふにゃっとしているので、この力の+-の山と谷の頂点を両方同時に触ることでバランスがとれ、腰椎3番に弾力が戻ります。

四六時中腰の上の方に痛みがある

腰椎の1番が硬くなると動けないほどではないが、四六時中痛みが持続する、という特徴があります。

ずっと立ち続けるようなお仕事の方、また座っていても頭を緊張させるような仕事をしている人、首や腕が疲れやすいデスクワークのような方がなりやすい腰痛です。

腰が痛いからと言って腰だけ弛めてもなかなか治らない典型的なパターンで、頭の緊張をしっかりとることが重要になります。

頭の緊張が強いと、連動してこの腰椎1番が緊張するとともに腸骨が上に持ち上がります。特に重心側の腸骨が持ち上がります。連動する緊張部分を見極めて腸骨上端と後頭骨の硬い部分を同時に触ってあげれば、自然に身体バランスが整い痛みが解消されます。

 

坐骨神経痛・股関節痛

坐骨神経痛は何らかの要因で腰椎から骨盤部に走る坐骨神経が圧迫されることが原因とされています。
腰部~骨盤部、特に梨状筋群に常時緊張がかかっているということは、必ず骨盤が後屈しています
息を吸った時に、健康な状態の時には、肛門と生殖器の間の会陰辺りに力のかかる焦点があるのですが、腹側の力がなくなるとどんどんその焦点が後ろ=肛門から、尾てい骨の方へと下がってしまいます。

椅子に座って大きく息を吸い込んだ時に、肛門あたりの筋肉群と座面が接触して圧を感じるようであれば骨盤は後屈しています。
この状態だと本来骨盤の上部、腰仙関節あたりにある力の焦点が梨状筋あたりの下の方まで下がってしまいます。
そうなると、腰ではなく股関節と骨盤の間で体を支えることになり、結果梨状筋に過大な負担をかけ、坐骨神経痛として現れます。
体は全身が連動して動いていますが、お腹側の力が抜けてしまっている原因は主に3つです。

 

1腸骨の腹側にある腸骨筋の力がない

坐骨神経痛の直接の痛みの原因を引き起こす筋肉は腰椎45番付近の筋肉や梨状筋です。

立っている時に体をまっすぐに支える大腰筋や、腸骨の腹側から大腿骨を繋ぐ腸骨筋という腹側に流れる筋肉がしっかりしていれば、本来梨状筋などが過剰な力が加わることはありません。

 

2腹腔内の内臓の働きが弱っている

婦人科系の疾患や、生殖器、泌尿器系といった下腹部の働きが弱まれば、骨盤を支える筋肉群の力も連動して影響を受けます。このような状態は脚から下も冷えやすい状態です。

また胃が疲れると左の腸骨筋、肝臓だと右の腸骨筋の動きが悪くなってしまいます。​​

3頭の緊張が強すぎる場合

頭が緊張して交感神経優位の状態が続くと、副交感神経の働きで活性化する消化器系統の動きが悪くなってしまいます。いわゆる自律神経失調症の状態です。

体勢的には頭と連動して鳩尾~へそ上あたりの上腹部が張り、下腹部に力が入らない状態になります。

 

このよう下腹部に力が入らなくなるのにはいくつかのパターンがあるのですが、その人の体の状態に合わせて施術していくことで坐骨神経痛、股関節痛は改善されます。
 

​膝の痛み

膝を直接に痛めた時は別ですが、上記の仙腸関節の左右差で書いたように膝単独でバランスが崩れている、ということはなく必ず骨盤に左右差があります。膝周りの筋肉が炎症してしまっている場合がほとんどですので、まず膝のラインの緊張部位を弛めて、合わせて骨盤の左右差を整えていくことになります。

基本的に、力の入る骨盤の方がつま先側に力がかかり、腸骨筋に力が無い骨盤が後屈して踵側に力がかかります。するとつま先側に力がかかる方の膝に負担が行きます。痛みが出るのは力がある骨盤側の場合が多いのですが、本当の原因は力のない左の骨盤側にある可能性が高く、やみくもに痛みの出ている所だけマッサージしても、症状はおさまりません。

またこのように捻じれが体にあると体をねじる要の腰椎3番に負担がかかり、腰椎3番と連動する腎臓にも影響があり、脚のむくみ・冷え性傾向があるので合わせてケアしていきます。

​骨盤に捻じれがなくても骨盤の反りが強すぎる場合も膝に繋がる大腿直筋が常時緊張しやすく、ひざ下が詰まって痛みが出やすくなります。

 

​膝をぶつけるなどして直接痛めた場合も、負荷がかかっている極大点に直接気を通すことにより痛みの経過を促進することができます。膝以外でも、打撲した場合はなるべく早く気を通して上げると回復が早くなるので施術を受けられることをお勧めします。

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