仙台で頭痛でお悩みの方に
頭痛・片頭痛の当院での施術紹介
頭が締め付けられるように痛い
ずきんずきんとこめかみが痛む(片頭痛)
目の奥が痛む
後頭部が痛み、肩こり、首コリもひどい
生理痛で頭痛がひどい
このような症状でお困りではありませんか。
頭痛は骨格、自律神経・心理面と様々な要因から引き起こされます。整体での体の捉え方と当整体院での施術法をご紹介します。
整体から見た頭痛を引き起こす身体の特徴
頭痛の場合、前頭部が重いか過敏、合わせてこめかみ部と目頭回りの接合部の緊張がある、頭蓋骨と頸椎2番の間のずれがあるという特徴があります。
手・腕のこわばりが原因となり、胸鎖乳突筋、顎、側頭部と体の外側の筋肉が張り頭痛に至る場合もあります。この場合左右どちらかに痛みが偏ります。
また女性の場合は骨盤の歪みが頭痛の原因となる場合も多々あります。
よく顔の歪みを整えることをうたっている施術、マッサージを見かけますが、私としてはあまりお勧めできません。というのは身体全体に言えるのですが、特に頭部は物理的な強い刺激で矯正しても本当に一瞬の効果しかありません。考えて見てください。顔、頭部に歪みが引き起こされる原因は顎以外はほぼ全て心理的、もしくは意識と身体の関係が要因なのではないでしょうか。
顎に関しては咀嚼の運動がありますのである程度物理的な要因もあると言えるでしょう。
それでもいやなことを無理にやるために歯を食いしばったりと心理的な影響も多分に受けます。
下顎からは側頭筋という筋肉がこめかみの方に流れていて、食いしばり~こめかみ部の片頭痛へと至る場合がみられるのです。
それ以外の顔の部分で言えば、表情筋全般は感情の影響をダイレクトに受けますし、前頭部、目頭近辺は意識の覚醒度=身体と意識の距離に強い影響を受けます。眠いと目がへこむのがわかりやすい例です。
あまり意識しませんが、頭部もすべての所に筋肉が張り巡らされていて、顔と同様に常に動いていて、心理、意識の影響を受けて動いています。
当院の施術は、身体に対しての意識の向け方、間合い、方向性を変えることによって受け手の方の体の勢いに直接アプローチする、という手法です。デリケートで意識による影響を受けやすい頭部・顔のバランスを整えるのに最適な方法と言えるのです。
緊張型頭痛
頭痛で一番多いのは緊張型頭痛と言われているタイプです。
症状としては頭が締め付けられるように痛く、ずっしりと重いような痛みです。
鈍い痛みが特徴で、普通は我慢できないほどではない場合が多いです。
痛みが出る場所は頭の両側、全体や後頭部に出て、多くの場合肩こりや首のこり、痛みを伴います。
緊張型の頭痛は、身体的なストレスと精神的なストレスから、頭や、頭と首を繋ぐ筋肉の緊張によって引き起こされます。
身体的な原因で一番多いケースは目の疲れ、使い過ぎから頭痛に至る場合です。
首と頭蓋骨のつなぎ目に無理な負担をかけるような姿勢も原因の一つです。
目の疲れ方も人によって目の奥が重く、痛くなるタイプの人とこめかみに出るタイプの人がいます。
頭痛(目の奥と後頭部)
目の奥が重くなるのは、視線が一点に集中するような集中の仕方をする傾向のある人がなりやすいです。ずっと一つのことを集中して考える時にはあまり視線を動かさず、眉間にしわを寄せることからも想像できると思います。また長時間パソコンでの事務作業など、視線をあまり動かさずに集中を強いられる仕事をされている場合も目の奥に疲れがたまります。
このような集中の仕方をする時には連動して必ず後頭部の真ん中あたりに力が入ります。
何か一点に集中する時には自然に顎をキュッと引きます。この体勢になると後頭部に力が入り、同時に骨盤も引き締まり上に持ち上がります。
このような集中の仕方は、目立ちませんが、常時バーベルを持ち続けるようなもので、後頭部の筋肉は同じ力でずっと緊張を強いられます。
後頭部の頭痛は主に僧帽筋、頭直筋群、頭半棘筋などの首と頭蓋骨を繋ぐ筋肉の緊張で起こります。
また後頭部真ん中の筋肉群の緊張により、頭蓋骨と頸椎一番の間が硬くなると、頭に行く椎骨動脈の血流も悪くなり頭痛の原因になります。
頭痛の施術方法
目の奥の緊張部の頂点に触ると重く詰まった感じがあります。
前後にバランスのずれが大きい場合には180度の位置(後頭部側)に力が拮抗するポイントがあります。
体の捻じれ(左右差)が大きい場合には90度の位置(目の奥の右側に緊張の焦点があれば左のこめかみ部か右の耳の後ろ)にポイントが現れます。
この二点は力がプラスマイナスの山と谷の関係にあります。
この二つを正確に捉えれば、そっと触ってあげるだけで自然にバランスがとれて重く詰まった感じがゆるみ、外側に気が発散する反応が起きます。反応が強いと頭の周り全体にシップを張ったようにすーっと涼しくなります。
受け手の方の感覚としては、同じように感じる場合と、目がふっと軽くなる、視界が開ける感じになるという感じ方をする場合が多いです。
目の奥ラインのバランスが取れると、蝶形骨という頭蓋骨の要ともいえる骨の位置が整い、自律神経の働きも活性化されます。
またこの動きと連動して後頭部と首の間の筋肉が自然に動き始めます。今度も先ほどと同様に前後、捻じれのバランスの崩れを見極めてプラスマイナスの頂点を触ってあげれば、後頭部の頭痛を引き起こしている筋肉群は、自然に無理なくゆるんでいきます。
頭痛(こめかみが締め付けられる)
次に目の疲れがこめかみに出るタイプの人です。
このタイプの疲れ方をするのは、一点に集中するのがあまり得意ではない人が無理に集中を強いられた時にか、いやいやながら何かに集中を強いられる場合です。ストレスからくる頭痛はこのタイプの方が多くみられます。
一点に集中した時には体の真ん中に緊張が集まりますが、そうでない場合は体の外側に緊張がかかります。
骨盤の動きで説明するとわかりやすいのですが、女性の場合、生理時に骨盤は最大にゆるみ、排卵時は締まり集中します。生理時は身体はゆるみたがっています。弛んでいるということは真ん中に集まっていた緊張がほどけ、力は外側に拡散します。この状態で力を入れると体の真ん中に力が集まらず外側に荷重がかかります。
女性が出産後に骨盤に力が無いのにすぐ動いてしまうと、骨盤が開いたまま外側に荷重がかかり続けることになり、骨盤が開いた状態が常態化して、産後太りになってしまうのはこのような理由です。
骨盤の場合と同じように、頭蓋骨も一点に集中する傾向が弱い人が無理に集中すると頭蓋骨の外側の筋肉に負担がかかります。
違う見方をすると、このようなタイプの人は俯瞰的に多数のものの折り合いをつける、バランスを取るタイプの思考パターンの方が得意であるとも言えます。
こめかみから頭を締め付けられるような頭痛の場合、連動して首も外側の筋肉が張ります。
後頭部の横、耳の下が痛いのは胸鎖乳突筋、斜角筋、肩甲挙筋、頭板状筋の影響が主なものです。
首の横が張り、左右差が大きい場合には首と頭蓋骨のつなぎ目が捻じれて、頸動脈から頭蓋骨に行く血行に影響を与え片頭痛の原因にもなります。
重心側(骨盤の力が強い側)のこめかみ側に片頭痛は出やすく、腕も同じ側の親指に繋がるラインの手の平側の筋肉と小指側の甲側ラインの筋肉が張る傾向があります。
このように体は全て連動して動いています。
体のバランスの崩れが一番顕著に表れている所を正確に捉えてあげれば、強く押したり、無理に矯正しなくても、そっと触っているだけで自らバランスを取り戻します。
姿勢の悪さが原因の緊張型頭痛
長時間のデスクワークなどを、首と頭蓋骨の繋ぎ目部分に負担がかかる姿勢で続けることで、血流が悪くなり頭痛に至るケースです。
特に背中を丸めて首を後ろに引いてバランスを取る姿勢では、後頭部と頸椎の間の筋肉に特に負担がかかります。椎骨動脈がそのために圧迫され血流が悪くなり、頭痛に至るのです。
背中を丸めていても、集中して顎を引いた状態を保てていれば、首と頭蓋骨の間はさほど緊張しません。
集中力が保てずに顎が上がった状態にも関わらず、そのまま作業を続けると首と頭蓋骨の間が圧迫されるのです。このような姿勢に自然になってしまう時は、もう体は「休め」と訴えています。
またさらに体を捩じった状態が加わると首の横を走る頸動脈・静脈の片側の流れが悪くなりさらに状態が悪くなります。
緊張して固まった首と頭蓋骨の間をゆるめ、歪みを解消すると共に、自然に腰の入った姿勢が維持しやすいように整体でお手伝いします。
骨盤が後屈していると、背中を丸める姿勢が楽なので自然とそうなってしまいます。
骨盤の後屈を改善するために、骨盤の腹側にある腸骨筋と大腰筋に自然に力が入るようにバランスを整えていきます。骨盤の後屈の改善は腰痛のページに詳しく書いてありますのでご参考お願いします。
生理に伴う頭痛・片頭痛(骨盤の歪みの影響)
頭痛は全般的に女性の方に多いのですが、生理時の頭痛・片頭痛で悩まれている方が大勢いらっしゃいます。
骨盤と頭蓋骨は連動して動きますが、骨盤の開閉の動きに頭蓋骨がついていけずに頭痛が起こる場合があります。特に力が強い骨盤側と同側の血流が強くなりすぎて片頭痛が起こりやすくなります。
生理痛が強い人は身体のエネルギーが強い人が多く、骨盤から腹側を上がってくるエネルギーが強いのです。エネルギーが強いということは骨盤の動く幅が大きいということです。
そのエネルギーが途中で引っ掛かる場所(体の捻じれが極大の部分)により腰痛・腹痛(胃)吐き気(みぞおちと喉)、イライラ(目頭回りの接合部)、憂鬱感(前頭部)と様々な症状に変化します。
また生理時は骨盤がゆるもうとしますが、このようなときに頭を使う作業をし過ぎても頭痛を引き起こしやすくなります。
骨盤と頭蓋骨は連動して動くので生理時に集中して頭を使う作業をすることは、後頭骨と骨盤が両方縮もうとする力がかかります。骨盤は生理でゆるもうとしているのに頭蓋骨が緊張してバランスが崩れ、頭痛として現れるのです。
ここで身体のバランスを整える例を紹介します。
生理痛の強い人は骨盤の開閉の左右差が大きいので、骨盤のバランスをまず整えます。
一番緊張したところ(+)と力が無いところ(-)を同時に触ります。
多くの人は右の腸骨側の力が強く盛り上がり、左が動きが悪くへこんでいます。
この状態は右の骨盤だけが開いて左が閉じている状態です。
正確に骨盤の筋肉の緊張の山と谷を触ってあげれば、本当に触れているだけくらいの圧で体は反応し動き出します。
すると骨盤の動きに引っ掛かりがなくなり、骨盤が起点になる腹式呼吸がしっかりできるようになります。この呼吸で骨盤周りの筋肉が十全に動く~それに伴い肋骨下部の動きも拡大する~肋骨下部のバランスの崩れが顕在化する~肋骨下部の+-のバランスを整える~肋骨下部まわりの筋肉が十全に動く~中略~側頭部(こめかみ)の左右差が整う。
このように骨盤のバランスが整うことによって、最大化した呼吸に伴う筋肉の動く力を利用して、身体全体で完全な引っ掛かりのない呼吸ができるように導いていくのです。
矯正的な施術の場合には整理時は施術をしないところもありますが、当院の場合は生理時の骨盤のゆるむ体の勢いを無理なく活用して全身のバランスを取るので、逆に施術を受けるよいタイミングと言えます。