このブログでは片山洋次郎氏の提唱する身体間の共鳴を利用した愉気法についてと、私がそこから得た知見に基づいて野口整体を気的に再検証することをテーマにしています。

​(身体間の共鳴を利用した整体ブログ)

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続『呼吸をふわっとを整える』片山洋次郎著

片山氏は初期の著作から人、モノ、情報との間合いを取るセンサーとしての胸椎5番(壇中)に注目してきました。 片山氏自身も公言していますが、本人自身が胸椎5番が敏感な「過敏体癖」なのです。 今回の著作で「能動的な集中の3ステップ」としてP57あたりに詳しい集中時の身体の反応について書かれていますが、ここでの集中過程の順序に片山氏の色が顕著に表れているように感じました。 ここで0ステップとして胸の中心(壇中)が意識下で生理的・身体的レベルの反射的な緊張・集中の反応をする とあり、1ステップの集中しようとする意思による首、後頭部の緊張よりも先に置いている所です。 何かに意識を向けるより先に意識下の感情、情報センサーで反応がすでに始まっている、としている所は自分の感覚としては「そのとおり!」とすぐには理解しがたいところです。 当ブログのエネルギーの発散を中心に考える で書いたように私の感覚では頭が発散の中心であり、身体からのエネルギーの発散とは極限まで行けば身体から意識を外すことで、この身体から意識を外すトリガー部分が頭の真ん中にある、と感じています。この部分に力が集まれば何かに集中できますし、過緊張してこわばれば、意識を身体から外せず不眠症などになるのです。 野口整体の活元運動は「意識を外して体の動きに任せて体自身の自律的な調整機能に意識的な指向を挟まない」というメソッドなのですが、この意識を外すためのキモはまさにこの頭の中心部分の力を抜くことにあります。 片山氏が書いているステップ1の集中する後頭部の緊張箇所は要するにこの身体と意識を繋ぐ連結ポイントともいえる場所と同じです。 何かに

『呼吸をふわっと整える』片山洋次郎が刊行されました

『呼吸をふわっと整える』片山洋次郎が10/16日刊行されました。 仕事終わりに早速購入しざっと目を通して読み、もう一度しっかり読み込みました。 予想通り「骨盤からきく」から現在まで続く、幅広い方に向けられた実用本の流れではなく、初期の著作に通じる細かな身体観察で、呼吸の間、吐ききる=ゆるみきること=「無」の意義が詳細に述べられています。 片山氏自身の整体の実践から見えてきた、呼吸と意識の関係の哲学的な考察とも言える内容になっているので読む人を選ぶかもしれません。 本書の主要なテーマである「呼吸の間」については別の所で触れますが、今回片山さんが事細かに自身の整体における間の取り方と観察ポイントを述べられているのを読み、非常に参考になるとともに、改めて自分との違いもはっきり分かりました。 何が一番違うのかというと片山さんは受け手との間合いに、非常に敏感、というか繊細であるということが一つ。 片山氏も私も受け手との身体の共鳴において起こった、自身のうちに生じる感覚を観察しながら施術をする、という点は共通しています。 片山氏は「共鳴反応が強くなってくると相手との間合いが近くなりすぎて、手に力が入って反応が阻害されるので、手の力を抜く」ということを述べています。しかし私にはこの間合いが全く分からないのです。私の場合、受け手の方に触れると同時にガツンと自分の体に反応が起きて、一度反応が起きてしまえば、手に力が入ろうがあまり反応自体に変化を感じないのです。私には間合いは理解できないのですが、「角度と方向性」は常に意識しています。私の場合はモードをオン、オフにするような意識で、「外に対して感覚

片山洋次郎氏の微妙運動のコツ

片山氏の自分でする整体法は3本柱からなっております。 1 気を通す(身体の内側の響きを感じる) 2 微妙運動 3 脱ストレッチ の三つです。 1に関しては今までのブログで私の整体法と合わせてかなり詳しく述べてきました。 3に関しては目標になる弛めたい筋肉を一度テンションをかけてからゆーっくり戻すという方法で、特に気の感覚が感じられなくとも誰でもできるもので解説の必要もないのではないでしょうか。 問題は2の微妙運動です。実は私はほとんどこの微妙運動を今までほとんどやっていません。普段自己整体する時は1の気を通すだけで事足りるので、ぱっとやって反応の感じにくい微妙運動はパスしていました。 しかし今回あらためて微妙運動をやってみて気づいたのですが、この微妙運動は実際に体を動かすよりも、動かさないで意識だけ動いたつもりくらいの気持ちでやった方がよく反応するのです。それもものすごくゆっくり小さく体を動かす「つもり」で体の動かしたい部分を「意識する」ということがコツです。このようにすると自然に動かそうとする身体の部位に意識が集まります。 特にバナナのポーズで試してみるのをお勧めします。 バナナのポーズは 1仰向けになって片方の脚を横に開く 2首も同じ側に傾ける(顔は横に向けず上向きのまま) 全体に身体の側面が突っ張らない程度に(全体としてバナナのような格好になる) というかんたんなものです。 これを1仰向けになる。 2この状態のまま体の一方の側面を意識し 3少ーしずつ曲げる「つもり」になる。実際に体が動いてしまってもよいです。 脚から頭まで均等に一方の側面を意識します。根を詰めて息が止まら