続『呼吸をふわっとを整える』片山洋次郎著
片山氏は初期の著作から人、モノ、情報との間合いを取るセンサーとしての胸椎5番(壇中)に注目してきました。 片山氏自身も公言していますが、本人自身が胸椎5番が敏感な「過敏体癖」なのです。 今回の著作で「能動的な集中の3ステップ」としてP57あたりに詳しい集中時の身体の反応について書かれていますが、ここでの集中過程の順序に片山氏の色が顕著に表れているように感じました。 ここで0ステップとして胸の中心(壇中)が意識下で生理的・身体的レベルの反射的な緊張・集中の反応をする とあり、1ステップの集中しようとする意思による首、後頭部の緊張よりも先に置いている所です。 何かに意識を向けるより先に意識下の感情、情報センサーで反応がすでに始まっている、としている所は自分の感覚としては「そのとおり!」とすぐには理解しがたいところです。 当ブログのエネルギーの発散を中心に考える で書いたように私の感覚では頭が発散の中心であり、身体からのエネルギーの発散とは極限まで行けば身体から意識を外すことで、この身体から意識を外すトリガー部分が頭の真ん中にある、と感じています。この