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このブログでは片山洋次郎氏の提唱する身体間の共鳴を利用した愉気法についてと、私がそこから得た知見に基づいて野口整体を気的に再検証することをテーマにしています。

​身体間の共鳴を利用した整体ブログ

仙台の整体・仙台駅歩7分

執筆者の写真otua87

春の空気2

去年東京から仙台に居を移して、初めて仙台の冬と春を経験しました。

東京都比べると気温は2~5度程度低く、3月の下旬になってもまだ10度以下の日がかなりあり、なかなか春らしい日が来ない、というのが実感です。

それとこちらは冬の間中風が強く、看板が何度か倒れてしまいなかなか気をつかいます。

それでも昨日などは気温も17度まで上がり春らしい日でした。

以前の記事で春の空気についての実感を書きました。それからひと月たち、身体の内から表面に発散する気の流れはさらに強くなりました。身体からの気の発散がスムーズになると、身体の表面からの間合いがどんどん遠ざかり、遠い距離に焦点を合わせた方が気の流れが強くなります。かつ気の流れは意識に追随しやすくなる傾向があり、ちょっと意識の焦点を動かしただけで、気が動く感覚が強く感じられるようになるのです。

誰でも春になれば、身体が軽くなり、身を寒さから守らず、風にあたっても縮こまらず、からだを周りの空気に任せることができるようになります。

整体における気の反応を言葉で説明する時はいまだに困ることが多いのですが、この春の身体の感覚=さわやかな風にあたる感覚が一番近いのではないか、と思います。

「整体」において一年に一度だけ施術をするなら「春」と言われるのも、この気の流動性と意識への追随性が亢まる性質を利用したいがため、という要因もあるのではないかと思います。


前回も書きましたが、3/20~4/5日くらいは前頭部がゆるむことによって下腹部の気が動き出す時季で、特に右こめかみのこわばりを解消するチャンスです。骨盤の動く時季であると「整体」では言われているのですが、私の実感としては、春分より前の一か月の方が後頭部の動きが主導し、仙腸関節などがダイナミックに動いていたように感じます。

今は背側からではなく、丹田呼吸を促す前側の筋肉や内臓が直接反応して、裏側の骨盤底部が受動的に動かされるように感じます。

下腹部、特に直腸、膀胱、生殖器系の動きが亢まるので、もともとこの部分の動きが悪い人は、刺激されて症状が表に現れてくることがあります。整体の基本的な姿勢は症状が表に現れることを「悪」とみなさず、この勢いを活かすチャンスとしてみる、ということです。

症状が「兆し」の内に気づき、うまく調整するのが整体のキモです。





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