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このブログでは片山洋次郎氏の提唱する身体間の共鳴を利用した愉気法についてと、私がそこから得た知見に基づいて野口整体を気的に再検証することをテーマにしています。

​身体間の共鳴を利用した整体ブログ

仙台の整体・仙台駅歩7分

執筆者の写真otua87

春分から清明までの身体


24節気の区分は春分を起点にして1年を24等分に区切ったものです。

西洋占星術の区分も同じく春分を起点としています。それを12等分したものが12星座の考え方で、青丸は12点書かれており占星術の区分に合わせています。その中間に点を取れば24節気の区分となるわけです。


春分から清明まではオレンジ色に示した頭頂あたりから目のあたりが敏感になります。ちょうど前頭骨と蝶形骨にほぼ一致します。直接触って気の流れを良くする方法を前回の春分のからだの説明で書きましたが、この時期は特に身体の表面を内から外に発散する勢いが強くなります。身体の表面を流れる気の流れが強い時は、身体を直接触るよりも身体外側の空間を意識した方が気の流れを感じやすい場合が多いのです。


ちょうどオレンジ色で示した頭頂部から目の高さ辺り全体を意識してみてください。最初に意識した空間よりもより身体側に近づけて意識したり遠ざけて意識して見たりしてください。人によって気の流れが促される焦点距離は違います。

色々試すうちに、目がすーっと涼しくなるポイント、高速の瞬きが筋肉の反射で起こるポイント、こめかみなどに疼く感じが起こるポイントなどが見つかるかもしれません。

すーっと涼しくなる時はスムーズに気が発散している証拠です。そのままその感覚を感じていれば、どんどん気の流れが強まっていきます。

まばたきや疼きなどは気が詰まりながら発散している時に起こります。筋肉の収縮が反応として起こっている時は、気の流れは起こっているが、どこかで気の流れが引っ掛かっている、ということです。この時もそのままその感覚を感じていれば、だんだん流れが良くなりつまりも取れて涼しい感覚に変化します。よりスムーズに経過を促したいときには、意識を当てる位置を少しずらして最適な距離と角度を探してみてください。


どんどん頭部からの発散が進めば、前回も書きましたが、秋分点から恥骨あたりが呼応して反応してきます。秋分を起点として等距離にあるオレンジ色で示した足指先も反応が強く現れます。細かく言えば左は中指より内寄り、右は中指より外寄りなのですが、あまり気にしないで反応に従って意識の焦点を合わせてみてください。

冷えで骨盤底部が固まっている場合には、この足指や恥骨辺りを意識することにより、頭からの発散を促す方が良い場合もあります。

どちらにしてもまず発散が強くなり涼しい感覚が拡がり吐く息が促され、抜け切ると骨盤に力が入り吸う息が強くなり、下腹部が温かくなります。発散する感覚は冷えて手足が冷たい感覚と似ているのでよくないように思うかもしれませんが、発散しきると自然に体は集中モードに入るので安心してください。




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