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このブログでは片山洋次郎氏の提唱する身体間の共鳴を利用した愉気法についてと、私がそこから得た知見に基づいて野口整体を気的に再検証することをテーマにしています。

​身体間の共鳴を利用した整体ブログ

仙台の整体・仙台駅歩7分

執筆者の写真otua87

整体的季節のスタート(春分)

「整体」の世界での季節の始まりとされる立春(2/4あたり)から季節の身体についての私の考え方を書いてきました。

以前にも述べたように、立春は春分と冬至のちょうど中間に位置し、「春」の要素がここから割り込んでくる「始まり」、という意味で整体界では季節のスタートと言われています。

しかし身体の反応の位置を基準としてみると、春分点において、頭頂(頭部第三)~頭部第二が敏感になります。これは身体の中で一番高いところに位置し、ここから秋分の日にかけて下に向かって前側を降りる気が優勢になる、ということから考えて私はここを季節のスタートとしています。

さて、春分の日(3/20)の前まで、身体の背中側を下から上に上がる気の流れが優勢でした。春分の日を境に今度は身体の前側を上から下に降りる気の流れが先導するようになります。

特に前頭部と頭頂骨の境目が拡がり弛み切ることにより、頭から体表に発散する気が最大化するのです。左右にある+印の部分が野口整体で言う頭部第二で一番反応するポイントです。頭部第二をさわり、気の流れが強くなってくると頭全体から気が発散して、さらに身体表面前側を下に流れる気が強くなります。反応としてはすーっと涼しい風が当たっている感覚です。この時頭部第三に詰まりが残っていると、筋肉が反射してしかめっ面に自然になります。これも気の反応の一つです。この反応が出たら頭部第三(中央部の+印)も同時に触ってあげると、気の詰まりが取れてしかめっ面もおさまり、さらに気の流れがスムーズに発散するようになります。頭から降りた気が恥骨あたりまで届くと自然に恥骨近辺に力が集まり、吸う息が強く促されるようになります。

これまで手の敏感になるポイントの変化を追ってきましたが、今までは背中側の流れが優位だったので対応する掌側を基準に書いてきました。

春分以降は前側が優位になるので、対応する手の甲側が基準に説明します。

右手甲側中指の薬指と接する側、左手甲側中指の人差し指と接する側が敏感なラインです。

掌側を基準にして言うと右中指の人差し指と接する側、左中指の薬指と接する側が敏感なラインです。このように左右は表裏で反転して反応するという法則があります。

左右どちらが先導するかというと右になります。これまで読み続けていただいている方はおわかりだと思いますが、今までと同じパターンでほぼ15日ごとに左から右へとポイントが移っただけです。

このように字だけで表現するとややこしく感じられますが、気の流れの法則は覚えてしまえば単純です。ここここなど過去のブログを参考にしてみてください。



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