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このブログでは片山洋次郎氏の提唱する身体間の共鳴を利用した愉気法についてと、私がそこから得た知見に基づいて野口整体を気的に再検証することをテーマにしています。

​身体間の共鳴を利用した整体ブログ

仙台の整体・仙台駅歩7分

執筆者の写真otua87

花粉症セルフ整体(くしゃみと鼻水)

仙台でも花粉症の飛散量が多くなり花粉症の症状も本格的になってきました。

前回は花粉症の兆しの弱い反応時のセルフケアをご紹介しましたが、今回は本格的にくしゃみ、鼻水が出る場合のセルフ整体をご紹介します。

くしゃみ、鼻水が強く出ている時は必ず下図の赤い鼻骨部分が過敏になり、かつ下がっています。なぜ下がっているのがわかるかというと、下から上に向かって鼻骨を触ると抵抗感が強く感じられ、上から下に触った時には反応しないからです。今まで何度もご説明した通り、ここでいう反応とは、手で触った触覚ではありません。触った時に全身で起こる体の内側の反応です。私の整体技術の基礎である片山洋次郎氏の愉気法では、身体の内側の感覚をモニターすることにより、気の流れ、体の勢いを感じ取ります。この体調を感じる感覚をシュタイナーは「生命感覚」と呼びました。花粉症で鼻がヒリヒリするのも緊張してどきどきするのも肩が凝り重いのも全て生命感覚の一つの形です。誰でもこの感覚を日常的に感じていますが、意識の焦点の合わせ方をちょっと変えることで、流れを促進させたり、痛みから快へ変化させることもできる、ということを知らないだけです。当ブログの過去記事やホームページに詳しく解説していますので是非、参考にしてください。

過去記事では直接手で触れずに意識の当て方で気の流れを変化させる手法を主に紹介しましたが、今回は特に鼻に強く症状が出た場合に、直接手でポイントを触ることによって変化を促す方法を紹介します。


赤部分の鼻骨を左右両側から挟むように触り、下から上に軽く持ち上げながら動かします。一番鼻が過敏に感じる場所、上に持ち上げたときに一番引っかかるところを見つけたら、軽く持ち上げた状態を保ち鼻に起こる感覚をリラックスして感じるようにします。

そして鼻の感覚だけでなく、全身で起こる「生命感覚」すべてに注意を向けます。

この時息をつめて集中する、というよりもリラックスしてなんとなく全身で起こる感覚を眺めている、という状態が理想です。以下は私自身が試した実例です。


高速の瞬きが筋肉の反射で起こる。

これは下から上に流れる気が鼻より上に流れて目付近で詰まりながら流れている状態です。

おでこで流れが引っかかっている場合と、目の平行ラインの後頭部側で引っかかっている場合がある。引っかかっている場所を直接触ってみて探して、さらにその部分も一緒に触ってもよいし、そのまま反応を観察しているだけでも良いです。


首の横、肩、腕が涼しくなってくる。

これは体の表面を発散しながら下に降りる流れが強くなっている反応です。

この反応が出ればどんどん鼻付近の過剰エネルギーが抜けていきます。


ある程度過剰なエネルギーが発散されると今度はエネルギーが集中し始める。

後頭部が呼吸とともにぎゅっと締まる動きが出る、詰まりがあるとパルス・痙攣的にぎゅっと締まる動きが長く続くので、後頭部側に意識の焦点をいろいろ動かして反応に変化が起こるか試してみる。

あるポイントにあたると後頭部が締まる動きが滑らかになる

するとさらに首横・腕へと発散する流れも強くなる


下腹部にも力が入ってくる。

胸の真ん中(壇中)を中心に等距離の場所はシーソーのように連動して動きます。

詳しくはこちらをご覧ください。

鼻は恥骨から指三本上あたりに対応するので、そのあたりを触ってみると過敏に反応する場所、跳ね返すような反応があるので、反応の頂点を探して鼻と同時に触ります。同時に触ることによりさらに期の流れをスムーズに加速することができます。


脚からも余分な気が発散されて下腹部・骨盤の動きも最大化する。


頭蓋骨~骨盤の連動がしっかり起こるくらいまで反応が起きれば花粉症の症状はかなり改善して軽くなっているはずです。

最後に鼻をもう一度下から上に持ち上げてみて、過敏さ、引っ掛かりが弱くなっていれば成功です。


一日一回、気を感じるエクササイズとしてこれを続けていけば、いつもよりも早く花粉症の状態を経過して抜けだすことができます。

花粉症の症状がおこることは避けられないとしても、花粉症を冬の体から春の体に移行する経過としてとらえ、春の体に変化する勢いとして利用するくらいの気持ちで花粉症と向かい合う、ことをおすすめします。

wikipedia:ファイル:Nasal bone.pngより

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