季節の気の流れ詳細図
更新日:2020年4月16日
季節の気の流れ
春分 季節の起点になる場所で頭頂に位置する。春分を超えると、体前面の体表~体の外の空間を下に流れる気が活発になる。
基本法則として身体の表面、皮膚の中を詰まりながら下に気が流れると、眠い時に感じる重だるさを感じる。
特に眉のある前頭骨に詰まりが強い人は、この春先の体表を降りる気の流れにつられて前頭骨も下に落ちて眠くなりやすい。
発散傾向が強くなると体表から離れた位置の気の流れが強くなっている。
春の皮膚に感じる「軽さ」は、外気に刺激されて、身体より外に流れる気の流れが強くなっている現れです。
春分1から始まり、夏至4で体の前側の中心に至り、秋分7で会陰の位置する体の底へ、それから背面を上昇する気の流れが優勢になり、冬至10で背面の中心である胸椎5番に、そして春分点に戻る、という流れです。
シーソーのように連動する身体
身体はシーソーのように起点から等距離で釣り合うように連動して動きます。
夏至点4を起点とすると3-5 2-6 1-7と連動して動きます。
冬至10を起点とすると9-11 8-12と連動します。
秋分7を起点とすると1-1' 12-12'のように連動します。
今(2/20)を例で説明すると、後頭部12のあたりや野口整体でいう頭部第四あたりを下から上に流れる気が活発になります。
この頭部第四、後頭部あたりから顔側に流れる気の流れがあり、この頭部第四が硬くなっていると頬骨と鼻翼で気が引っ掛かる。身体はこの気の流れに促され緊張・詰まりを取ろうとするので目の下側と鼻に花粉症の症状が出ます。
気を下から上に流してこの部分で引っ掛かると、施術者は共鳴してくしゃおじさんのような顔に自動的になります。気の流れが詰まると筋肉は反射してぎゅっと縮むのです。
頭部第四と頬骨~鼻翼の筋肉は平行ラインにあり連動して動きます。
と言っても主導するのはあくまで後頭部のつまりです。いくら鼻に直接アプローチしても、後頭部のつまり・左右差を取らなければ花粉症は改善しません。
また10を起点中心として12-8は連動して動くので後頭部の影響が腸骨に及び骨盤が開く。
7の会陰を起点・中心とみれば12-12”が連動します。12"に気を通すことにより12も動くということです。
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