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このブログでは片山洋次郎氏の提唱する身体間の共鳴を利用した愉気法についてと、私がそこから得た知見に基づいて野口整体を気的に再検証することをテーマにしています。

​身体間の共鳴を利用した整体ブログ

仙台の整体・仙台駅歩7分

執筆者の写真otua87

春になると調子が悪くなる人の特徴

春先に必ず調子が悪くなり、だるい、疲れる、頭が重い、という症状を訴える方がかなりの数いらっしゃいます。

春に出る症状で一番わかりやすいのは花粉症ですが、春にだるい、頭が重いという方々の身体の特徴としては、前頭骨と頭頂骨のつなぎ目(野口整体で言う頭部第二)がゆるみ過ぎ、前頭骨が下に落ちている状態の場合が多いのです。

前頭骨が下に落ちていると眉のあたりを下から上に引っ張ってみた時に抵抗感が強いことからもはっきりわかります。前頭骨が下に落ちたので頭部第二の部分の隙間が広がっている、とも言えます。

身体は中心(胸の真ん中)を起点としてシーソーのように連動して動く、という法則を何度か述べてきました。前頭部が落ちているということは連動して恥骨も胸の中心側寄りに引っ張られているということです。触った感じだと恥骨を地面側に押すと抵抗感が強く感じます。そして頭部第二がゆるんでいるのと呼応して坐骨あたりも力が抜けた状態です。これも中心からの等距離連動の法則通りです。

骨盤の傾きで説明するとこの状態は骨盤が後屈した状態になっています。

からだとしてはお休みの脱力状態で力が入らないので、動くとだるい、疲れるという風に感じます。

本来春分の辺りは、ちょうど頭部第二第三あたりがゆるむ時期であり、頭部第二の隙間が開いているのは悪くないのですが、頭部第二から発散した気が体の表面を下に降りた時に、目の周辺でその流れをせき止めてしまうために、頭の重さを感じる状態になってしまっているのです。前頭骨と繋がっている目周辺のこわばり、重さを捉えて、うまくゆるむようにしてあげると、前頭骨の位置が正常化し頭部第二の過剰なゆるみと前頭骨の下垂も正されます。

頭の状態が正常化されると呼応して骨盤の働きも亢進され、目の奥に対応する生殖器、泌尿器系の働きもよくなります。

施術の実際としては、眉付近と恥骨周辺の重いところ同士を同時に触ってあげることにより、反応の速度を上げ、よりスピーディに気が流れるようにして、バランスが取れるように促してあげます。ゆるんでいる処(頭部第二)と重いところ(眉付近)と言ったプラスマイナスの部分を同時に触ってバランスを取る、という手法も使います。



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