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このブログでは片山洋次郎氏の提唱する身体間の共鳴を利用した愉気法についてと、私がそこから得た知見に基づいて野口整体を気的に再検証することをテーマにしています。

​身体間の共鳴を利用した整体ブログ

仙台の整体・仙台駅歩7分

  • 執筆者の写真otua87

整体でみる季節の身体4/1

更新日:2020年6月24日

4/1の身体状況です。

3/1日の身体でご説明したパターンと左右ラインでは同じになりました。

先にこちらに目を通していただくと下の説明がわかりやすいと思います。


掌側からみて右親指の内寄りと左小指の外寄り

甲側からみると右小指の外寄りと左親指の内寄りです。

ほぼ1か月に一度は左右を基準にしてみると同じパターンが巡ってきます。

前後は3/1日と逆ですが、高さにおいてはほぼ同じで、眉毛のある位置あたりの反応が起点となっています。

では何が違うかというと、春分以降の4/1日は体の前側、手でいうと甲側が主導する、というところです。甲側は身体前面を降りる気、発散する気を促します。

発散しきって、集中に転ずる、というのが春~秋分までの基本的な動きです。

まず、今の季節の敏感点の右こめかみ付近と呼応する左目頭から気が発散する

右こめかみ~右大胸筋の停止~肝臓~右股関節外~右脚外~足小指外寄り

左目頭~左大胸筋の起始~胃(鳩尾左)~恥骨中央左寄り~左足内~足親指内寄り

この流れが理想的な今の気の流れです。

しかし多くの場合この頭から降りる気はスムーズに流れず、首と頭蓋骨・首と胸椎・胸椎と腰椎・腰椎と仙椎と言った「つなぎ目」のところで詰まりがちです。

首と頭蓋骨の間で詰まれば、のぼせ・頭痛

首と胸の間は呼吸器(風邪、咳)

胸椎と腰椎の間は消化器系

腰椎と仙椎の間は腰痛や生理痛

などとしてあらわれます。


今は特に頭から降りた気が頸椎67番で詰まりやすく、ここが詰まると自律神経のバランスが崩れやすくなります。また咳、風邪などの症状として表れやすくなります。また親指ラインに反応ラインがあるときには、気の流れが強くなり症状として一番でやすいので、ぜひご自身で手当てすることをお勧めします。


前回3/1にご説明した手当も今回も有効です。

下の図は今の典型的な身体パターンですので参考にしてください。


今回は前側を流れる気が強くなっているので、胸の方を直接ゆるめるケアをご紹介します。

3/1日の時と同じ手の形にする。この手の形にすることで、より敏感に反応を感じられるようになります。

その手の形のまま胸骨の真ん中より少し左を触る。だいたい胸と首のつなぎ目辺りです。

そして左手で右腕の付け根あたり(右大胸筋の停止)を触る。

両方の手とも体に軽く触れている程度の感じの圧で触ってください。

そして体の内側の感覚の変化を感じてください。

右手と左手は同じ平行ラインで触り、喉辺りから胸の真ん中あたりまでずらしてみて反応が強く感じられるところを探してください。

腕や全身が涼しく感じるようになるのが理想ですが、まずは胸や脇の辺りに感じる疼き感、詰まった感じを見つけるのがポイントです。これさえ感じられれば、その感覚をリラックスして感じているだけでも胸はゆるんでいき、左右のバランスも整います。


なお今まで続けてお読みになっている方はお気づきかと思いますが、体の左右のポイントは表裏で反転するので、結局はどちらのさわり方でも同じ効果があることを理解していただけると思います。





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