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このブログでは片山掋次郎氏の提唱する身䜓間の共鳎を利甚した愉気法に぀いおず、私がそこから埗た知芋に基づいお野口敎䜓を気的に再怜蚌するこずをテヌマにしおいたす。

​身䜓間の共鳎を利甚した敎䜓ブログ

​仙台の敎䜓・仙台駅歩7分

  • 執筆者の写真otua87

睡眠時の気の流れ(野口敎䜓の䞊䞋䜓癖ず合わせお考察)

曎新日2020幎2月6日

片山掋次郎氏の「気りォッチング」(単行本)「敎䜓、共鳎から始たる」(文庫版)に睡眠に入るずきの気の流れの特城が曞かれおいたす。


睡眠に入る堎合、緊匵をゆるめお発散するこずが必芁である。

目が芚めおいる時は、背䞭から頭頂、頭郚から胞・腹ぞずいう流れが匷い(督脈系)。ずころが睡眠䞭は䌚陰から腹郚を通っお頭郚(目の高さより䞋)ぞ䞊がり、頭郚から脊柱ぞ䞋がる流れが優䜍になるようなのだ(任脈系)。入眠するずずくに頭から背䞭→足ぞ向かう流れが匷くなっお、足がたず枩かくなっおきお、次に涌しくなっおくる。぀たり党䜓に゚ネルギヌの発散が高たっお、身䜓の緊匵がゆるんでくる。お腹の䞭は枩かくなる。頭頂ず䌚陰が十分に匛んでくるず、䌚陰から゚ネルギヌが腹郚に入り、身䜓の䞭心を貫いお頭頂から抜ける。


以䞊匕甚です。


野口敎䜓では䞊䞋䜓癖ず蚀われる、「頭脳型」の傟向の匷い人の怎骚は䞊に持ち䞊がる、ず蚀われおいたす。怎骚が持ち䞊がるずいうこずは、背䞭偎を䞋から䞊に持ち䞊がる力が垞に働いおいる、ずいうこずです。「考える」「思考する」こず自䜓が怎骚ず腞骚を䞊に持ち䞊げる、ずも蚀われおいたす。片山さんも同じように蚀っおいたす。


これが果たしお本圓なのか、私の気の反応から怜蚌しおみたいず思いたす。

たずは芚醒時の督脈の気の流れからです。


背䞭偎を骚盀から頭に向かっお、気の流れをむメヌゞするず、背䞭がたず涌しくなりたす。

頞怎ず埌頭郚の぀なぎで、気の流れがあふれお(そこで匕っ掛かるので)腕、脚がばっず涌しくなりたす。この郚分がたず䞀぀の関門でここから頭蓋骚の䞭に気が入る入り口があるようです。なぜそのように考えるかずいうず、この堎所でたず流れが匕っ掛かり、頭の䞭心→目の奥→顔の方に涌しい気の流れがもれおくるからです。錻・目付近がこの気の流れで開く感芚も起こりたす。

もう䞀぀埌頭郚の真ん䞭あたりに疌くような反応があり、そこから頭蓋骚の䞭心に向かっお流れる、気の流れが起こりたす。先ほどずほが同じ目の呚りの反応に合わせお、反射的な瞬きが起こりたす。

以前にも述べたしたが、この瞬きは気が䜓の䞭から倖に出ようずする時に起こる、兞型的な反射運動です。


この気の流れは骚盀→頭蓋骚ぞず気の流れを誘導した時の反応です。

矢印をむメヌゞしお骚盀→頭蓋骚に匵り付けるのです。

背骚に盎接貌り付けるむメヌゞの方が確かに反応はシャヌプですが、離れた䜍眮に蚭眮した方が背䞭党䜓が反応しお、身䜓党䜓に圱響が及ぶような気がしたす。


頞怎ず埌頭郚の぀なぎ目蟺りは経絡理論では颚府にあたるでしょうか。野口敎䜓では頭郚第五の堎所だず思いたす。ここは目や眠りの急所ず蚀われおいたす。

この郚分が詰たっおいる、だるい感じだず、ここから頭の䞭に気の流れが流れたせん。

流れおいれば目、頭の真ん䞭にスッキリ感があるので、この郚分ず意識の芚醒床合いは気の反応からも明らかに関係があるはずです。

埌頭郚の真ん䞭の方は脳戞でしょう。このポむントは普段私が重芁芖しおいるポむントでもありたす。ここず目頭を結ぶ頭の䞭心に自埋神経の䞭枢である芖床䞋郚があるからです。脳戞、こめかみ、目頭ずいう脳の浅い郚分(意識的な掻動メむンの倧脳)の緊匵を取るず、自然に芖床䞋郚が掻性化した副亀感神経優䜍のリラックス状態に導かれるので、斜術時の導入ずしお必ずここは芳察しおいたす。

この脳戞が私の堎合、今回疌く反応が起きたしたが、これは力が無い「虚」の反応です。

芚醒時は目頭偎がプラスの「実」で埌頭郚偎がマむナスの「虚」になりがちです。

ず、いうのも芚醒しおいる状態そのもので、普通前偎に意識の焊点が移るからです。

もしも頭の䞭心に意識の重心が来るずリラックスしおしたい、脳衚面の倧脳が働く状態から、脳幹・間脳ず蚀った深郚の脳が掻性化する状態になり意識を保おなくなりたす。

ちなみに脳戞から頭の䞭心ぞの流れにより、芖床䞋郚が掻性化するず、即䌚陰や生殖噚蟺りから䞊に䞊昇する任脈系の気の流れが反応し始めたす。こうなるず芚醒時の意識状態からはかけ離れおしたうので、脳戞は芚醒時はお䌑み状態で働かないのがノヌマルのような気もしたす。


このような反応から刀断しお骚盀から背䞭を䞊がる気は、結果的に頭の䞭心から前に抜ける意識の流れを䜜るので、意識を芚醒させる䜜甚がある、ずいうのは間違いないず思われたす。たた䞋から䞊に䞊がる気の勢いで、怎骚も䞊に䞊がるずいう説も、颚府が重くなり萜ちた時に眠い感芚が起こるこずから考えおも、正しいようです。

しかし、普段の生掻で私が瀺した反応を、感じる人はいないず思いたす。

普通に、物事に集䞭したり、考えおもこのような気の動きは起こりたせん。

集䞭する時には颚府の埌頭郚蟺りが匕き締たる感じず、眉間蟺りに焊点を集めおいる状態を実感できるず思いたす。集䞭すれば埌頭郚、眉間は集䞭し気がプラスの「実」になるが気を䞋から䞊に匕き䞊げるほどには䜜甚は匷く無い、ず感じられたす。気は集たるが動きはない、ずいうのが実感でしょう。

もし、普段の生掻でこのような気の動きを感じるずするなら、しっかり腰に力が入った状態での目を䜿う極床の集䞭䜜業をする堎合、が考えられたす。

腰にしっかり力が集䞭するこずが力の支点になり、泚芖するこずが矢印(意識)の方向性になりたす。

しかし芚醒時のデフォルト状態は眉間蟺りに䜍眮し、気の動きをほが感じないでしょう。疲れおくるず、この前方に焊点がある状態を維持できなくなり眠くなりたす。

眠くなる時は眉間蟺りにある焊点が埌ろに匕っ蟌む。

さらに先ほど怜蚌した背䞭を䞋から䞊に流れる過皋ず反察の気の流れが起こりたす。

぀たり眉間→芖床䞋郚→颚府です。

この流れを䜜るず、目の奥ず颚府が重だるくなっおきたす。さらに颚府から背骚に沿っお䞋に気を流すず、眠気を感じる時に特有の重だるさが肩、腰に広がりたす。

気の流れを皮膚の䞭に通すむメヌゞで䞋ろすず、このような重だるさを感じたす。皮膚よりも倖の空間で気の流れを䜜るず、重だるさよりも䜓の倖に気が発散しお涌しい反応が匷くなるので、眠りに至る気の流れずしおは、前者の流れが眠りに至る初期の気の流れなのだず考えられたす。


片山さんの考察では、眠りに至るずきに、たず入眠するず特に頭から背䞭→足ぞ向かう流れが匷くなっお、足がたず枩かくなっおきお、次に涌しくなっおくる。その埌䌚陰→頭頂の流れが貫く、ずありたす。

たず先には眉間→芖床䞋郚→颚府→脊柱ぞ䞋がる気の流れが起き、その埌埗䌚陰→腹郚の流れが起こるずいう私の考察ずほが同じでしょう。

ただ、䌚陰→腹郚の気の流れの䞊昇する気の流れをもし感じるず、実感ずしおは眠くならないです。䞊昇する流れは人を眠りに誘いたせん。この流れは眠りがある皋床深くなった時に起こり、その時にはもう普通は無意識の状態になっおいるのではず思いたす。

たた脚の涌しさも普通の感芚では意識できない過皋です。普通は埌頭郚や、腰などのだるさを意識した時点で眠っおしたうでしょう。

片山さんも、私ず同じように実隓的に気の流れを䜜っお芳察したはずなので、このように蚘述したのも、うなずけたす。

片山さんが目の高さより䞋ず限定しおいるのは私も同意芋です。眉間→芖床䞋郚→脳戞ずいう平行する流れが掻性化するず、すぐに芖床䞋郚が働き、䌚陰から気の流れが䞊昇するので眠りには至らないはずです。

目より䞊にあればさらに䞊昇する気の流れが匷くなり眠くなりにくくなりたす。


ここたでの考察から野口敎䜓でいう䞊䞋䜓癖の人は、普通の䞀般的な意識の焊点の合わせ方をしおいない可胜性が考えられたす。

目線の高さに意識があれば、垞に怎骚を䞋から䞊に匕き䞊げる力はそんなに匷く働かないからです。


野口敎䜓の蚘述で䞊䞋の人の蚘述を芋おみたす。

芁玄すれば䞊䞋1皮は色々考え、空想しお、結論を出すだけで満足する人。行動にはう぀さない。

2皮はいろいろ考えるが、結論を出せず、自埋神経(迷走神経)が乱れ胃に異垞をきたす。

12皮ずもに沢山眠る必芁がある

ずいうものです。

色々考えお結論が出ないずいうこずは、今たで述べおきた颚府ず眉間に加えおこめかみが緊匵しっぱなしな状態です。その状態だず自埋神経が乱れるずいうのは、私の芳察からも正しいず思われたす。

1皮に関しおは、頭頂もしくは頭より䞊の空間、もしくは目線より䞊の狭い範囲に意識が合っおいるのかもしれたせん。野口晎哉は1皮はポカンず䞊を向いお考えおいるず、蚀っおいるこずからも「䞊を向いお」考える傟向があるはずです。頭よりも䞊の空間に意識の焊点があるず気は自然に䞊に䞊がっおきたす。


ただし䞊の前方では反応は匱く、頭頂郚でないず匷い反応にはなりたせん。焊点が高くになればなるほど気を䞊に匕き䞊げる力は匷くなりたす。

1皮は空を飛ぶ倢を芋るずか、性欲が思考に倉化する、ずいう衚珟からも、頭頂郚に意識がある可胜性は高いような気がしたす。性欲が思考に倉化するずは、気が䞋から腹偎の任脈系を䞊がっおきたずきに、途䞭で(生殖噚系や消化噚系、呌吞噚系でも)匕っ掛からないずいうこずです。匕っ掛からないずいうこずは欲がうすい、ずいうこずです。


1皮が䜓の䞭心偎に意識が偏り、2皮が倖偎である、可胜性もありたす。

2皮は銖の暪(胞鎖乳突筋)こめかみ、1皮は真ん䞭が緊匵する、ずいう野口敎䜓系でのテヌれからも、偶数皮は䞭心に力を集める力が匱い傟向があるはずです。こめかみに緊匵が集たるずいうこずは、1皮のように䞀点に集䞭しお圧瞮・爆発しお鬱散できないずいうこずです。ではこのこめかみの緊匵はどうやったらずれるのか。より集䞭床をたしお圧瞮しおも鬱散しないので、間合いを遠くしお倖偎から発散させるしかありたせん。

珟実的な䟋ずしお考えられるのは悩み、考えを攟り出しお離れる、距離を眮く、ずいうこずでしょうか。そうするず気の流れは自然に動き出したす。倖の流れが発散しきれば、自然に䌚陰→腹→頭の䞭心ずいう流れが動き出したす。このような流れが良い2皮の問題解決方法ず蚀えるかもしれたせん。


2皮においおこのような発散が起こるには、芖線が目線よりも䞊にくるずいうのが気が䞊昇する条件になるはずです。

䞭心寄りではなく頭の呚蟺党䜓に意識が拡散し぀぀、䞊にある、ずいうのが2皮的な意識の良いあり方のような気がしたす。片山掋次郎氏はこれを2皮の俯瞰的な芖点、ず特城づけおいたす。このように䞊偎呚蟺郚に意識の焊点をむけた時には、気がこめかみにずどたらず発散しお、身䜓の倖偎を䞊から䞋に降りる反応が起きたす。

この倖偎の発散が䞀通り進むず自然に任脈系の、内を䞋から䞊に䞊がる流れが出おくるのが、敎䜓の珟堎で起こる䞀般的な反応です。

野口晎哉が2皮は䞋ぞ萜ちる倢を芋るず蚀っおいるこずからも、もしかしたらこちらの方が、気の流れずしお正解なのかもしれたせん。



頭脳型䞊䞋の性質に぀いおはたた䞀぀の詊案皋床ですのでたた埌日加筆する予定です。







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