続・春の身体
更新日:2020年2月19日
野口整体においては立春あたりを春の始まりとして設定しています。
私の先生である片山洋次郎氏も2月をからだの季節のスタートとしています。
立春という考え方はご存じの方も多いかと思いますが24節気に基づいています。
冬至と春分と中間にあたり24節気の第一番目、つまり季節の始まりです。
天文学的には昼と夜の長さがほぼ同じになる春分の方が重要に思われます。占星術においてもここがスタートになり、身体の変化のスタート地点として春分を基準にした方が良いのではないかと思う部分も個人的にはあります。
ですので私としては野口整体と片山氏の考え方をリファレンスとしつつ、占星術的な考えも加味しながら、実際の身体の変化を観察をしてみたいと思います。
ちなみに占星術の考え方では立春というのはみずがめ座のちょうど真ん中あたりに位置します。一つの星座の真ん中・中間点は方向転換を意味します。月の満ち欠けも新月から満月で折り返しまた新月に至る。満月はプラスの極みと言えますが、またマイナスの始まりでもあります。このような考え方でみると冬至(やぎ座の始まり)と春分(牡羊座の始まり)の中間点である立春は、冬的な性質がマックスであると同時に春の性質が割り込んでくる始まりである、と考えることができます。おそらく野口整体でもこのような考えで立春を春の始まり、としているのではないかと私は考えています。
今後詳しく述べるつもりですが、図にあるように頭頂が春分でスタートで、秋分を会陰に割り当てたものが、今私が考えている季節のからだの気の流れの概略です。立春は首の後ろにあたる、と考えています。
ただこれは確定ではなく、今後一年を通して検証しながら観察していきます。
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