このブログでは片山洋次郎氏の提唱する身体間の共鳴を利用した愉気法についてと、私がそこから得た知見に基づいて野口整体を気的に再検証することをテーマにしています。

​身体間の共鳴を利用した整体ブログ

仙台の整体・仙台駅歩7分

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野口整体の脊椎行気をためしてみた

野口整体の創始者、野口晴哉は、自身の健康法として「脊椎行気」という呼吸法のみをやっていたそうです。

やりかたとしてはシンプルで「頭頂部もしくは後頭部から背骨で息を吸うつもりで息を腰まで導く」というものです。

方向は上(頭)から下(腰)で逆ではありません。吐くときは意識しなくてよい。


息とシンクロさせて意識的に気を導く、という方法を私の場合は普段していないのでこのやり方では、うまく気の流れを作ることができません。

野口整体における愉気や操法は全般的に集中して気を集めるものが多い、というのが特徴です。

私の先生である片山洋次郎氏は全く逆で、気を発散させる=「ゆるめる」ことを呼び水にして、自然に気が集中し動き出す状態をつくる、というのが特徴であると、私は考えています。

頭頂部から積極的に息を吸う、ということは私にとっては難易度が高い感じがします。

何故そのように感じるのかというと、例えば頭頂部を意識して、「頭頂部が開く」という風にイメージすると自然に頭頂部が涼しくなり、体表全体から気の発散が促され、気が下降する、という風に自然になります。何度か気の流れの基本パターンとして書いていますが、発散しきると自然に気は集中するフェーズに移ります。

今度は会陰、恥骨あたりがポッと温かくなり「下から上」に気が体の中心を上がる流れが起こります。

このように頭頂部を意識・またはゆるめることにより起こる「自然な反応」は、体表側が発散する気であり、降りる気で、体の中心側が下から上に上がる気です。

ただし、この場合、下から上に上がる気は脊椎の中を流れている、という実感ではなく、もっとお腹側に流れているように感じます。

吸う息はエネルギーの集中です。集中するときに上から下に導かれる気の流れが自然な状態では私には起こりません。

ヨガや道教など様々な身体エネルギーを扱う分野がありますが、ほとんどの流派で身体の中心を流れるエネルギーは下から上へ、身体の表面を流れるながれは上から下へというのがスタンダードです。

先に書いた頭頂部を開いて、開いた穴から下に向かって矢印をイメージして上から下に気を意図的に流すことはできるのですが、それは意図的にしないとそのような流れは起きないものです。またそのように気を流すと私の場合は喉で気の流れが引っかかり、吐き気につながる感覚が即起こります。とにかく私にとっては「自然」な気の流れには感じられません。

またそのようにしても、気の流れは背骨に沿って流れるわけではなく、もっと前寄りに流れてしまいます。

何故野口晴哉氏が背骨を上から下へという方法を採用したのかは、野口整体に習熟している方に聞いてみたいものです。


追記 

色々試しているうちに上から下に背骨の中に気を通すことはできるようになりました。ただし吸う息とシンクロさせずに気の流れのみイメージ(矢印)で導きました。気が尾骨までとどき会陰・生殖器まで届くと、首・肩関節まわりが温かく熱をもっている感じになります。

背骨も熱をもつ感じになります。

普段私のやっている整体では起こらない経過です。

そもそも野口整体での愉気と片山洋次郎氏の愉気法のやり方が真逆の方向性であるため、当然と言えるかもしれません。

集まった気の流れはこのやり方だと自然に発散・ゆるむ方向に向かいづらいように感じられます。気の発散・集中が滞りなく行われるのが「気持ちが良い」基本です。もしかしたら吸う息で集中した気を吐く息の時に意図的に発散して全身に広める、ということをしているのかもしれません。そうしないと集中と発散のバランスが取れないですから。


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