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自己意識が身体からはみ出す日常の例
「身体の境界線が皮膚の外に広がっている」と日常生活で意識する人はほとんどいないと思います。
しかし私たちは無意識の内にこの自己意識が身体からはみ出す経験をしています。
一番わかりやすい例は綺麗な風景を見て感動して寒気がするときです。この寒気の感覚は整体において身体の境界線を外に広げた時に起こる反応とそっくりなのです。
「感動する」こと自体が自己の枠を広げ他のものに開かれる、のではないでしょうか。
もう一つ例として高いところから下を覗きゾゾっとする時です。
この下を覗き込んだ時は足元がゾワゾワすると思いますが、これは下を見て意識が下に引っ張られたために腰から下の方の身体の枠が外に広がったためです。
「感動した時」は全身に悪寒が走る場合もありますが特に首から上に顕著に現れます。
このように日常でも自然に自己意識が身体からはみ出した時の感覚を人は味わっています。
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