このブログでは片山洋次郎氏の提唱する身体間の共鳴を利用した愉気法についてと、私がそこから得た知見に基づいて野口整体を気的に再検証することをテーマにしています。

​身体間の共鳴を利用した整体ブログ

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『呼吸をふわっと整える』考察NO5片山洋次郎著

最終更新: 2月19日

前回の投稿から間が空いてしまいました。

本著作のメインテーマである、呼吸の間についてです。

内容は片山さんの本を読んでください(笑)

一言で言ってしまえば、背表紙に書いてある

「"間"はあらゆるところに顔を出す。<呼><吸>のあいだ、人と人の間、動きと動きのあいだで、目に見えない働きを含む能動的"無"="間"が、あるときは集中を高め、あるときはリラックスに向かう、次への動きの"触媒"になる」

この言葉と

「整体では<呼>と<吸>のあいだの、<吸>の直前に、無心にふわっと触れた時、"間"が立ち上がり、身体が自ら動いて、身体のバランスがリセットされます。」以上引用

この言葉で全てのような気がします。


「間」は意識と意識の「あいだ」にあるので意識することはできない。意識しようとすると逃げていく。しかしそこは何もない「無」ではなく何か新しいものを生む「無」である。テクニック的には、目標(ここでは呼吸)を固定したら、あとは無心にふわっと待つのが極意である。

無心の「間」を日常生活で引き出すためにも、頑張る=目標を固定する~無心の「間」を引き出すリラックスした時間を作る。この両方もつことが大切だ。


自分の言葉でまとめればこんなかんじです。

弛むばかりがどうしても強調されがちですが、頑張る=集中との両輪ではじめて何かを生み出せるのでしょう。


私も片山さんと同じ共鳴を利用した整体をする身として、自分自身の呼吸を観察してみました。

私の場合は前に書いたように、視覚と、触覚は受け手の方の身体が変わったかどうかの確認のためにしか使っていません。

私も呼吸を観ているのですが、それは相手の呼吸の動きというよりも、受け手の方と共鳴して起こる私自身の呼吸の変化をメインに観察しています。


受け手の方に触れると同時に共鳴するモードに入ります。

その時点で気の反応がかなりの強さで起こり、反応が最大化するように意識の向け方、ポイントの触る位置を調整します。

この反応は「気の呼吸」ともいえるもので実感としては「気の呼吸」が実際の呼吸と無意識の身体の動きを導いている感覚なのです。

うまくいっている時は気の反応が強いので、相手の呼吸を目で確認したりする余裕は全くありません。

兎に角、気の呼吸に身を任せるのが最初で、その気の呼吸に実際の呼吸する動きが追随するように、呼吸をコントロールせず、手放すことを意識します。


典型的なパターンとしてはまず頭から着手します。

頭はエネルギーの発散の要で身体のコントロールの要でもあります。施術者自身のコントロールする意識を外すことで、受け手の方も副交感神経優位のリラックスした状態になります。施術者の感覚としては頭の真ん中が開いて弛み、頭の表面から熱が抜け、全体に涼しい風が吹いている感覚です。この発散する気を感じつつ、自身の呼吸の動きを観察すると、うまくいっている時は、非常になめらかな吐く息がながく続きます。

この吐く息は、この発散が終わり、感じられなくなると同時に吸う息にチェンジします。

吸う息は骨盤の収縮が一番の原動力になります。

気の反応としては視床下部辺りが「開く」感覚がうまく起こると同時に会陰あたりにポッと疼くような反応が起こります。この気の反応は体の中を下から上に流れる気の起点になるものです。この気の反応に促され、吸う息を強くする骨盤底部と仙腸関節付近の筋肉の収縮が起こります。

骨盤の筋肉に過緊張、もしくは力の入らないたるみがあるのが普通です。

骨盤の緊張している部分の発散と、たるんでいる部分の充実を両方同時に実現するために、直接この二つの+-部分を同時に触ります。

うまくいけば吸う息が大きくなることを妨げている要因が中和され、引っ掛かりがなくなり吸う息が深くなります。

この吸う息の集中過程と同時に体の色々な部分の発散と集中が同時に進む場合がほとんどです。

骨盤が正常な位置に戻ろうと脚が反射的に動いたり、脚の動きと連動して肩関節が無意識に動いたりと反応は色々です。

反射的な動きがあるということは、そこにバランスの崩れがあるということです。例えば足首をひねる動きが出ていれば、普段から骨盤の捻じれと連動して足首も捻じれていたということで、また足首の部分で骨盤のバランスを取っているということでもあります。そういう末端でバランスを取る部分というのは、そこを痛めやすい、ということでもあります。

この足首の動きを引き起こす陰陽のバランスが取れるように触ると、動こうとする力がおさまり(動く必要がなくなるので)、気のエネルギーに変換される感覚がします。

この吸う息を活用した過程は骨盤底部の気の流れが頭まで繋がるまで続けます。

うまくいけば骨盤を起点とした吸う息は頭まで全く動きを阻害する要素がなくなるので、風船が均等にゆっくり大きくなっていくように、身体に息が入っていく、状態になります。

吸いと呼気の間のチェンジは、吸いの過程でどこかで不意に発散の過程が強くなると吸気にパッと変わってしまうので、身体がある程度整うまでかなり不規則な感じになります。

気の流れの突発的な発散、集中がおさまると、気の流れと実際の呼吸の同期がとれるのか、規則的な大きな呼吸に変化します。

施術でやっているのはこの気の呼吸と実際の肺でする呼吸の同期を取っているのかもしれません。

とすれば、病気は気の呼吸と肺の呼吸のずれである、と言えるかもしれません。

体調の悪い人の気の流れは強く感じられる、ということからも肉体に気の流れがおさまっていないから、そのように感じる可能性があると思います。


長々と書いてきて、「間」については書いてないですね。吐く息と吸う息のチェンジの瞬間はかなり突発的で「ドン」と骨盤に力が入って、自分の骨盤がボキっと音がしたり、脚が動いたりと、吸う息の力が強いので、「間」をほとんど感じられない、というのが観察の結果です。もうちょっとこれを機会に「間」を観察してみようと思います。

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