合谷よりも効果のわかりやすいポイント
合谷というツボは様々な療術で使われるポイントです。
場所は親指と人差し指のまたで、2本の指が「合わさる谷間」という意味です。
経絡理論では大腸経とされ、目、鼻、歯、喉、肺、大腸の病気や痛み、発熱に効果があるとされています。
野口整体では上肢第2と言われていて、意味はだいたい同じです。
片山洋次郎氏は首の付け根(胸椎1番)と関連付け、頭がのぼせた時のポイントとして使っています。
私はツボという見方ではなくラインとしてポイントを捉えているのでどこにピンポイントに効果がある、という見方はしていないのですが、親指のラインが背骨の際、人差し指が野口整体でいう2側というように捉えています。
起こる反応としては片山さんとほぼ同じ見解で頭、特に目頭、眉間からの発散と首の付け根から上の反応がまず出ます。
今までも不思議に思うことがあったのですが、親指のラインに反応が出ているので手首~指先の方へ気の反応をたどっていくと見失う場合がありました。
で、先ほど気づきました(笑)
親指と人差し指でオーケーマークをつくり、その円の空間に触れると強く反応がするのです。重心のある側(胸椎の1番が捻じれている側)は円の内側(掌側)から外側に向かって触れ、もしくは指さす。
反対側は手の甲側から触れる。ピンポイントがわからなければ手の平の真ん中で円の空間を温める意識で触ると明確に反応が起きます。
以前から肉体に触るよりも指と指の間の方が反応が強い場合があることは認識していたのですが、親指と人差し指で円を作ればよりはっきりと反応が出ることがわかりました。
首の付け根の捻じれが大きい時と頭の中心(視床下部辺り)からの発散を促しますので、自律神経を整えたり、目の疲れには効果があるはずです。胸椎1番のねじれは喉にも影響が出ますので効果あると思います。
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