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エネルギーの発散を中心に考える
更新日:2019年9月22日
片山氏はエネルギーの発散を中心に整体の技術を組み立てたのだと思いますが、少し疑問に思うことがあります。
先の記事に発散は主に頭を中心に起こると書きました。
身体を弛め、身体に張り付いた意識を外に広げることが気の反応を感じるための基礎なのですが、その時に自然に意識が行くのは骨盤ではなく上半身で、特に頭から外側への発散が強く感じられるのです。
やってみるとわかるのですが骨盤を意識してエネルギーが動くように意識を外に広げても、自然に頭からエネルギーが外に発散してしまい、そちらに注意が向いてしまいます。骨盤に意識を集めると最初はエネルギーが発散するのですが、すぐに身体が反応して呼吸が大きくなろうと丹田から会陰部に力が集まり内側にエネルギーが集中する動きが起こってしまいます。
このように頭は発散が優位で、骨盤は集中の要です。
しかし片山洋次郎氏は今まで骨盤を中心にいろんな著作を発表してきました。
骨盤に注目すればどうしてもエネルギーの集中が優位の整体技術が出来上がるのでは、と私は思ってしまうのですが、この私の疑問は今回の新しい著作で答えが書かれているのではと期待しています。
なぜなら吐く息=発散と、吐ききった間=(無、死)について正面きって書かれている、ということなので、頭からの発散について片山氏がどのように捉えているか、必ず述べているだろうと思うからです。
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